第二十一話 ”権限開放” ページ22
―――――〜数時間後 廃工場にて〜―――――
ボコッ シャキン チャキン
森「さすが“銀狼”殿、ですが！」
森さんがメスを投擲した影で銃を準備するのが、私には、やけに、ゆっくりと、見えた
乱歩「社長!!」
ダッ
澪華「水月命!!」持っていた傘が水色と黄色の刀に変化する
シャン チャキン
澪華「社長！大丈夫ですか!?」
社長「嗚呼、無事だ。」
森「澪華君、君この距離どうやって動いたんだい？刀なんて持っていなかったし、昔は使っていなか
ったよね？傘は持っていたけれど。」
澪華「勝手に体が動いていました。刀は軍警の人から教えて貰い刀も貰いました。
森さん→ゾワッ
澪華「太宰さん!!大丈夫ですか？」
太宰「大丈夫、大丈夫、中也のへなちょこパンチなんて効かないもんね。間合いも呼吸も把握済み」
中也「こんの野郎」
シュンッ
太宰さんが避ける。
太宰「ね？」
澪華「相変わらずですね」
中也「チッ、余所見してっとあぶねーぞ！」
・・・
森「さて、私達も仕切り直し、ですね」
社長「…」社長も静かに構えた。
・・・
中也「すまねぇ、太宰」
太宰「え？」
グサッ
澪華「う…」
太宰「澪華ちゃん!?」
中也「澪華!?」
澪華「…間に合ってよかったです。太宰さんは大丈夫ですか？」
太宰「うん。ごめんね。腕…」
澪華「左腕ですから大丈夫です。中也さん許しませんからね(睨)」
中也「(ﾋｭｯ)」
澪華「太宰さん、本貸してください。」
ボタボタッ
太宰「…うん、無茶はしないでね？」
澪華「保証はしませんが…誠心誠意努力はします。」
太宰「ガサゴソはい。此れでしょ」
澪華「ありがとうございます。」
フゥ
澪華「異能力!!―本の管理人―!!権限開放!!」
キュイイ(水色と黄色、白の異能光)
澪華「太宰さん、いざとなったら」
太宰「うん。わかってる。」
ザザッ
太宰「…澪華ちゃんが暴走状態になった。…パターン２に移行して」
武装探偵社一同『…わかりました/了解です』
第二十二話 乱歩さん、駄菓子の消費スピード早いよね。→←第二十話 全面戦争作戦会議
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作者名：月宮澪華 | 作成日時：2023年12月24日 5時
