秘書はいったい、なぜ？3 (ページ17)

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私は部屋着から着替えて、副会長とバス停でバスを待つ。

　

　
　
　

登坂「ヨーロッパでも地中海でもなく、路線バスで東京をまわると」

『はい』

　

登坂「五十嵐秘書、反抗せずにやりたいことをしろよ」

『これが私のやりたいことです、通勤でバスに乗るたび1回は目的もなく終点まで行ってみたいなって思ってたので！副会長には無理ですね』

登坂「は？」

『だって、知らない人の運転がいやで運転代行じゃなくて私を呼ぶくらいですもんね、バスには乗れないですね？』

　
　

登坂「 ......バスがきた、行くぞ」

『乗るんですか！？』

登坂「今日はお前に合わせるって言っただろ」

　
　
　
　

バスは込み合っていて、立たないといけなかった。

　
　
しばらくして、目の前の席があく。

　
　
　

登坂「五十嵐秘書、座れ」

『副会長が.....私が座ります』

　
　
　

副会長はバスに乗りなれてないからか、バランスを崩しまくってる。

「見て、下半身が貧弱ね笑」

「まじウケる」

『副会長が座ればよかったですね..... 』

　
　
　

笑われてる副会長はすごい恥ずかしそうな顔をしてて、笑えてくる。

　

外はすっかり暗くなってて、姉達とよく行くホルモンのお店に行くことにした。

　
　
　
　
　

登坂「うまいのか、こんなところ」

『私が1番好きなお店です』

登坂「煙たい店だな」

『なら帰ったらどうです？』

登坂「一緒に行くに決まるだろ！今日はお前に合わせる」

　

　
　
　
　
　
　
　
　
　

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