秘書はいったい、なぜ？3 (ページ16)

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『え！？ふ、副会長がなんでこんなところに！？』

　
　
　
　
　

家の前で私を待ってたみたい。

　
　
　
　

　

登坂「俺の事ばっかり考えてると思って、来てやった」

『 ...... 』

　
　

登坂「今日は一緒に遊ぶか」

『はい？』

　

登坂「俺も有給をとったから」

『結構です、私も忙しいので！』

登坂「部屋着だし、近所を散歩するだけが？」

『散歩するのに忙しいんです』

　
　

登坂「は？」

『なんで私が家にいると分かったんですか？』

　
　

登坂「電話を立ち聞きした、内心俺に来てほしかっただろ？」

　

　
　
　
　
　
　
　

電話？

あ、姫香ちゃんにさっき仕事のことで電話したとき家にいるって言ったやつかな...

『さすが副会長ですね、勘違いの天才』

　
　
　

登坂「俺を信じて任せろ、楽しませてやる」

　

『忙しいんです、遠出するので』

　
　

登坂「ふ～ん、その服で？」

　

『 ...... 』

登坂「挽回させてほしい、特別お前のために計画も立てた」

『？』

登坂「演奏を聴きながら豪華な食事、ヨットでクルーズ、ヘリで空港に移動して専用機で韓国に飛んで韓国料理を楽しむ」

　
　

『待ってください、興味ないです』

登坂「 ....なんで？」

　

『有給は好きに過ごします、副会長には合わせません』

　

登坂「わかった、なら俺が合わせる」

『はい？無理です』

登坂「できる」

『無理』

登坂「できる」
　
　

　
　
　
　
　
　
　

『それならバス旅行でもしますか』

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