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異「……″コレ″、まだ使えるかな」炉「よ、よくわからないけど第54話ですっ!」 ページ10

異「……ふう」


先程。りーちゃ…………胡蝶を見つけたは良いが、追い払われてしまった僕。
今は自室で一人、″実体で″椅子に座って休憩中だ。

なんだかんだで48時間経ったから、実体はどうなったかなーと、″ある方法″で探したんだけど。

……実体は、病院に居りました。

全然意識が戻らないーって、炉杏さんが泣きそうになってたとこで、実体に戻り、ゲンガーを消して、その後は、普通に目覚めたふうに装った。


にしても。


異「なんでりーちゃんが【死後世界(Life after death)クラブ】に…………」

それが気掛かりで気掛かりで、仕方ない。

″もしかして、戦武に居るの嫌になっちゃったのかな。″
そんなことも考えてみたり。

……でもまあ取り敢えず、皆の(【死後世界(Life after death)クラブ】の何者かの手により失われたらしい)記憶を取り戻す方法と、あの時に空き家から持ち出した″アレ″の精度を上げる方法を考えなきゃだ。

僕は、椅子から立ち上がった。

†+†+†+†+†

異「ううむ…………」

さっきから、″作業″に身が入らない。
やっぱり、りーちゃんのことが気になって。

因みに今何をしているかと言うと、″アレ″のスキラゲ中だ。

…………キクラゲじゃないよ?

今精度上げの為に修理しているコイツは、[チェインフシール]や[チェンジアンドテレポート]を編み出す前の″能力″の媒体だったりした。

昔はやたら能力を量産してました。今思うとアホだけど。

べつに手先が器用なわけでもない僕は、コレの修繕に手こずっている。
でも、皆の記憶を戻し、見せしめにあいつらの記憶を、(時間を止めつつ)切り裂くには、コレが必要不可欠。

どうにかして、使えるようにしなければ。

僕はただ一人、必死に時間と格闘していた。

†+†+†+†+†

異「ふぉー」

やっと精度上げを完了させた頃には、もう午後二時をまわっていた。地味に眠い。

でも、もしかしたらこれで、皆の記憶を戻して、見せしめしてやって、さらには過去も見れるかもしれないから。


…………この、″魔法の懐中時計″を使えばさ?


そう思い口角を上げつつ、修復後最初の実験台は誰にしようかなと、考える僕なのであった。

†+†+†+†+†

いっちゃん=(駄)能力量産機

ことりピヨピヨにパース!

ナ「記憶に関してはチートな俺の話(ドヤ」胡「珍しくドヤ顔?第55話」→←胡「おバカさんに訊問されます…」魔「第53話!って、ドンマイ…」



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作者名:華瀬咲來 & +琴凛.*♪ x他2人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年9月13日 18時

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