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異「二重人格……?」鴉「そ、二重人格。第72話よ」 ページ28

異「はぁぁぁ…………」

りーちゃんにまた逃げられた僕は、ショックと疲労と眠気で机に突っ伏していた。

因みにここは教室だ。

異「うう、なんでりーちゃん逃げるんだろ」

ぶつくさ呟いていると、後ろから肩を叩かれた。

異「むぅ…………?って、えーと…………」

蓮「蓮池だ」

異「あぁ…………どしたの、何かあった?」

蓮「黒夜異月、″黒兎″とかいう先輩が、あんたを呼んでる」

異「えっ、鴉杞姉が!?
…………あ、ありがと!行ってくる!!」

僕は蓮地に手を振りつつ、鴉杞姉がいるという放課後楽園部部室に向かった。

†+†+†+†+†

鴉「あぁ異月ちゃん、やっほー」

放課後楽園部部室に着くと、鴉杞姉がひらひらーっと手を振ってきた。

鴉杞姉以外にも、エルにゃとおとねちゃんとビミィ先生が居る。

異「え、皆、どーしたの」

鴉「ちょっと…………その、凛蕾ちゃん?について話し合ってたの。一つの仮説なんだけどね」

ビ「まぁ、とりあえず座るりゅい」

異「うん、ありがと先生」

着席を促され、とりま座る。

異「で、″一つの仮説″って何さ」

お「それがですね…………りーは二重人格なんじゃないかっていう仮説なんです」

異「え″!?……りーちゃんが、二重人格?」

エ「まだ、仮説なんだけどねっ。鴉杞先輩曰く、そうっぽいって。ね、鴉杞先輩」

鴉「そうそう。昨日、凛蕾ちゃんが倒れ込んだでしょ?あの時、私、見ちゃったのよね。
″凛蕾ちゃんが、凛蕾ちゃんじゃなくなる瞬間″を」

異「…………その第二人格が″胡蝶″か」

鴉「そうみたいね」

ビ「で、その″胡蝶″の人格で、Life after deathクラブの活動をしてるってことかりゅい?」

異「そうみたい…………ってなんで知ってるの」

ビ「エルナから聞いたりゅい」

異「(じー)」

エ「(パチンッ☆)」

異「はぁ…………」

そんなこんなで、りーちゃんの二重人格議論は続いたわけだが。

この会話を盗み聞きしている奴が居ようとは、誰も知る由がなかったのだった。

†+†+†+†+†

あーねみぃ
KOTOKOTOりーさんにパスるっ

凛「第73話だね…」→←凛「人格の戦い」胡「第71話」



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作者名:華瀬咲來 & +琴凛.*♪ x他2人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年9月13日 18時

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