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紡「はぁ……」冥「どうしたの部長」紡「なんでもねーよ、第62話」 ページ18

紡戯side


なんか、引っ掛かっていたことを思い出した。

あの日、Life after deathクラブの奴に″何か″をされてから、ずっと忘れていたこと……
大事な、部員の存在。


紡「異月…………」

俺は、大事な部員の名前を呼んだ。

そして、棚を開け、ひとつの木箱を取り出した。

中には金色に光る鍵。
それを手に取り握り締め、こう呟いた。


紡「″ソルヴクレイス″」

†+†+†+†+†

冥飴side


冥「……うーん、異月ちゃんはワタシの事忘れてないよね?」

ワタシは、Life after deathクラブの奴らに消されていた記憶を取り戻し、異月ちゃんの事を思い出していた。

それで、だんだんと寂しくなってきたから、異月ちゃんの部屋に行こうかなって、外に出た。

†+†+†+†+†

紡「…………」

俺は、思い出したくもないことを思い出し、黙りこくっていた。

自分や人の忘れてしまった事情を、ひとつだけ思い出せる能力、″ソルヴクレイス″。
それを使って分かったこと、否、分かってしまったこと…………それは。

紡「″あんなこと″が無ければ、俺らとアイツらは、まだ仲良くできてたのかな」

……″何故Life after deathクラブは戦武研究会(うちの部)を悪い方向に陥れようとするのか″ということだった。

†+†+†+†+†

ワタシは今、″とある人″と一緒にいる。
その″とある人″とは…………


冥「……いつも異月ちゃんがお世話になってます、湊川先輩」

湊「いえいえ、大丈夫…………それより、お茶、飲む?」

冥「……あ、じゃあ頂きます」

何故こんなことになってるかというと、ワタシが廊下を走ってたら、たまたまそこを通りかかった湊川先輩にぶつかっちゃって、なんか色々聞きたかったのもあって、部室に遊びに来た…………という感じ。

で、ワタシは思いきって聞いてみたのね。


冥「先輩、″Life after deathクラブ″ってご存知ですか?」

†+†+†+†+†

湊川side


「″Life after deathクラブ″ってご存知ですか?」


黒夜さんの親戚、黒兎冥飴さんに、そんなことを聞かれた。

私は、それを聞いて、溜息を吐いた。

……何故か?
私にも、あの人たちとは、決して良くない縁があるから。


…………管理している花壇を、滅茶苦茶に荒らされた、っていうね。


それから私は冥飴さんに、Life after deathクラブについての知っていることを全て話した。

†+†+†+†+†

あー、久しぶりの原作キャラside書きづらかった!ことり、パス!

胡「何も見えなくなってきた…」シニガミ「少し休みなよ。第63話」→←胡「…バカバカしい。」魔「第61話だよー」



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作者名:華瀬咲來 & +琴凛.*♪ x他2人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年9月13日 18時

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