異「第46話~」薔「死んで無に還りなよ……」 ページ2
異「え」
僕はそう呟くしかなかった。
何故なら。
「″ジャック・ザ・デストロイヤー″!」
と叫ぶ薔汰の声を聞いてものの数秒で、クリスタルが全破壊されたからだ。
何が起こったのか分からず唖然としていると、薔汰が平然とした顔でこちらに歩み寄ってきた。
薔「あっれぇー?″あの人″によれば、姉ちゃんはそんな簡単にクリスタルを割らせないって話だったのに…………もう終わり?」
異「いやそれ誰に聞いた」
薔「うーん、内緒♪」
異「何だそれ…………
にしても薔汰、今、何を使ってクリスタル割った?」
薔「え?これだけど」
そう言って薔汰が見せてきたのは。
異「メス……?つか何処から飛んできたそれ」
薔「姉ちゃんの背後からだよ?因みにこれがボクの能力、″ジャック・ザ・デストロイヤー″」
異「不意討ち系か」
薔「そんなとこだね」
異「あはは、なんだかんだ戦武の皆の能力って不意討ち系多いよなぁー…………ってあれ?」
僕はとある事に気がついた。
異「そのさ、″ジャック・ザ・デストロイヤー″とメスの関係って…………」
薔「あぁ、それ?それはね…………
ggってみれば分かるよ♪」
異「……どこで覚えたその″ggる″って」
そんなわけで、僕の敗戦という形で模擬戦の幕は閉じたとさ。
†+†+†+†+†
それから部室にて、僕は「ジャック」の意味をggっていた。←
すると、「トランプのジャック」だの「切り裂きジャック」だの、沢山出てきた。
それでまず、「切り裂きジャック」についての関係性があることが分かった。
こいつが起こした事件で使われた凶器が、メスではないかと言われているらしい。
因みにこいつ、相当猟奇な殺人犯だったんだそうで。あー、怖い怖い♪←
それともうひとつ。
ジャック、スペイン語。と検索をかけたら、
異「″ソータ″?」
検索結果に、そう出てきたのだ。
こっちは「トランプのジャック」の意らしいけど、偶然とは言え吃驚した。
それから僕は、″ジャック″について調べるのが楽しくなったので、意味が分かってからも、暫く調べ続けました。
おしまい。
†+†+†+†+†
その時、微かなドアの隙間から、「″死後の世界″の偵察役」がニヤニヤ笑って異月の様子を見ていた…………とか、本人は知る由もない。
†+†+†+†+†
薔汰描けた
ことりちゃまぱーす
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作者名:華瀬咲來 & +琴凛.*♪ x他2人 | 作者ホームページ:http:
作成日時:2015年9月13日 18時