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それから私たちは傘下の海賊も含め、この島に集まり情報収集や作戦会議に徹した。
奴らはいまだに白ひげゆかりの土地を襲っていると聞く。情報によれば最近の目撃情報はここからだいぶ近い島だという。ここに来るのも時間の問題か。
だがこの島に来てもらう訳にはいかない。親父とエースが眠るこの島に、何より親父が生涯大事にしたこの地にアイツらが踏み入るようなことはあってはならない。
正直、戦力的に言えばこちらは今向こうよりはるかに劣るだろう。あの戦争で失ったのは親父とエースの命だけではない。対して向こうは傘下に多くの海賊を加え勢力を拡大していると記事になっていた。
正面から突撃するのはあまり勝機がない。
やるなら奇襲で一気に叩け！
「船長！船が浮いてるぞ！」
「ちょ、待て待て！ひっくり返るぞ！？」
「何が起きてる！？」
私の力によって浮かび上がった船は円を描くように反転すると、中の船員を海に振るい落とした。能力者相手なら海に落とすのがいちばん手っ取り早い。
が、今や次期四皇が噂される黒ひげ海賊団。その程度じゃくたばってくれない。
「オーガー、助かったぜ」
「いいえ。近くに島があったのが不幸中の幸いでした。それにしても一体何が起きて…！？」
ガキィン！
パァン！
ドッ
「なっ！？てめェらは…！！」
ワープの能力者がいるなら海上で何かあればとりあえず近くの島に避難するだろう。
状況を把握される前に大幹部はうちの隊長格で抑え込む！
「よぉティーチ…いや、黒ひげ。元気そうでなによりだよい」
「ぜははははは、まさかお前らの方から来てくれるとは想定外！だが俺たちもちょうど会いに行こうとしてたところだ、お前らから来てくれて嬉しいぜ？
なァ！！元白ひげ海賊団よォ！！」
ピキっ
ティーチは空中に拳を振るう。その動きは私たちなら誰もが知ってる構え。
親父…ッ
瞬間、地面が大きく揺れ始め押さえつけていた幹部たちを取り逃してしまった。
「おいおい船長、やるならやるって言ってくれよ！俺達もビビるだろうが！」
「ぜはははは！すまねェなァ、久しぶりの再会にテンション上がっちまってよォ！
いいぜ！そっちもこっちもその気なら始めようぜェ！！
戦争をよォ！！！」
画して、後に語られる“落とし前戦争”の火蓋は落とされたのであった。
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葵(プロフ) - ココナッツさん» とりかごも読んでいただいたんですね！嬉しい限りです！今後とも感動できるお話を届けていきたいと思っておりますのでこちらの続編も楽しみにしていただけると幸いです。応援のコメント本当に励みになります！ありがとうございます！！ (2023年2月7日 21時) (
レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 葵さん» お返事ありがとうございますっ 止まらない涙で文字を読むのに時間がかかりましたが…何度でも読み返せます。 今日鳥籠の方も拝読しましたっどちらも良いですね…私の涙腺が大変なことになってます笑笑 更新大変かとは思いますが、楽しみにお待ちしております！ (2023年2月2日 23時) (レス) @page33 id: a1f85287cc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ココナッツさん» ココナッツ様コメントありがとうございます。大分長い作品なのに一気読みしていただいてありがとうございます！私も泣きながら書いていたので泣いていただけて嬉しいです！今後の展開も楽しみにしていただけたらなと思います！ (2023年2月2日 20時) (レス) id: d6d31879de (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ワンピース大好きで、作者さんの作品を見つけた瞬間3日間ほどで一気読みしてしまいました笑 後半は泣きながら読みました…辛いけど私も夢主さんが生きててくれて嬉しいです…！ これからの行く末がとても気になります。更新大変だとは思いますが、応援してます！ (2023年1月31日 13時) (レス) @page26 id: 160792ee1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2023年1月24日 15時
