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『昨日は親父の部屋にいたの。ごめんね、そういえば話の続きは後でって約束だったね』




「どこまで話したか、ルフィが海に落ちた話か?」



『エースの話のルフィ30回くらい水に落ちてるからどの話かわかんないよ』



「ばっか違うんだよ!状況が!全然違ェんだって!あの時はなぁ」



『待て待て、こんな廊下で長話したくないよ。私の部屋でゆっくり聞かせてよ』




「…お、お前の部屋……?

いや!よくねェ!女が簡単に男を部屋に入れんじゃねェ!!」



『ふーん、そんなこと気にするようになったんだ、そういうオトシゴロかぁ』



「あのなぁ!」



エースはパシッと私の腕を掴むと少し赤い顔で顔をぐっと近づける。




「お前にその気がなくても、俺がお前を好きってこと、忘れんじゃねェよ」




真っ直ぐなその瞳の前では腕も振り解けないし、目も逸らせないし、動けない。


少しだけ沈黙が流れた。




『エースはさ、』



掴まれていない方の手を紅潮した彼の頬に伸ばしつつ口を開いた。



『私を好きって言ってくれるけど、私と付き合いたいの?』



「!ッえ…」



『ハグがしたいの?キスがしたいの?










それとも、もっとその先?』




「ッッッ!!!」





ボンッと火が吹くようにエースの頭から煙が昇る。



あ、からかいすぎた。

でも、付き合うって一体何がしたくてそうしたいのかよく分からない。別にハグもキスも付き合わなきゃしちゃいけない訳では無いし。




『あ、ごめん。からかいすぎたね。
私の部屋が嫌ならどっかで座りながらゆっくり話し聞かせてよ。




エース?』





フルフルと俯きながらその場を動かないエース。
周りもなんだなんだとこちらの様子を伺ってる。やめろどっか行けオマエら。


しばらく様子を見てやると勢いよく顔を上げ口を大きく開いた。





「俺全部やったことねぇけど!!
全部お前と、アイリンとしてェって思ってる!!」




『!ッは!?』





一瞬その場が固まったが、直後どっと笑いとツッコミが飛び交った。

そりゃそうだ、朝っぱらからこんな公衆の面前でほぼ公開告白+ドーテー宣言。


焚き付けたのあたしだけども…





『ば、ばか!何言ってんのッ』



「俺は本気だ!」



『わかった、わかったから…!』






純粋すぎるのも考えものだと思った。

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(プロフ) - なこさん» なこ様コメントありがとうございます!キュンしていただけて何よりです!エースとのお話、まだまだお届け出来ればなと思ってますのでこれからもこの作品をよろしくお願い致します! (2022年12月26日 8時) (レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも楽しませていただいております!!ついにヒロインがエースに想いを伝えて♡キュンさせて頂きました♡♡♡これからも応援しています!! (2022年12月25日 22時) (レス) id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年12月4日 17時

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