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結局私の部屋に来た私とエース。
海賊の情報網とは早いもので、もうどこに行ってもからかわれて仕方ないので結局自分の部屋に連れ込んだ。
弟に手ェ出すなよーという冷やかしの声はきちんと頂戴し、睨みつけておいた。うるさいな、逆を心配しなさいよ逆を。なんで私が襲う側になってんだ。
あんなに女の部屋に入るのはあーだこーだと言っていたエースも黙って私の部屋のソファに座っている。
『…ごめんね、ちょっとからかったつもりだったんだけど。まさかこうなるとは』
「い、いや。俺の方こそ…」
紅茶を入れながらエースの様子を盗み見れば少し、いやかなりしょんぼりした犬のような表情をしていた。
湧いたお湯をティーポッドに入れ、カップと一緒にテーブルに持っていくがエースは顔を下に向けたままだった。
『エース』
「なんだよ」
『エースの気持ち、ちゃんと伝わってるよ。
けど、まだ答えてあげられない。
でもね、嬉しかったよ。
ずっと好きだったって言ってくれたこと、他の女の子と付き合ったりもしてなかったこと。何年も離れてたのに。
ありがとうね、エース』
「……お前、好きなやつとか居ないのかよ」
『いないよ。これからもいないかどうかは分かんないけどね』
「ッ気になってるやつとかいんのか」
『いないってば。でも、私だって恋したくないわけじゃないからね。だから
私が誰かに惚れちゃう前に繋ぎ止めてね。
惚れさせてやるんでしょ？』
「！！あぁ！絶対ェ惚れさせる！惚れてくれ！」
『それは自分で頑張って』
「何したら惚れてくれんだよアイリン！」
「それも自分で考えなよ。まぁとりあえず、話の続き、聞かせてくれる？」
「あぁ！そうだな！
で、ルフィが海に落ちたんだけどもよ、その時にでっけェサメが迫ってきてな」
私、この真っ直ぐな瞳にいつまで耐えられるんだろう。
純粋で真っ直ぐな眩しすぎる光。
私には勿体ないほどの。
私はあなたに見合うほど綺麗な人間じゃない。
いつかあなたがそれを知った時、それでも好きだって言ってくれるなら私は多分コロッと惚れちゃうだろうな。
私は意外と単純なヤツだって自分でもよくわかってる。
絶対教えてやんないけど。
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葵(プロフ) - なこさん» なこ様コメントありがとうございます！キュンしていただけて何よりです！エースとのお話、まだまだお届け出来ればなと思ってますのでこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2022年12月26日 8時) (
レス) id: c7e0276671 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも楽しませていただいております！！ついにヒロインがエースに想いを伝えて♡キュンさせて頂きました♡♡♡これからも応援しています！！ (2022年12月25日 22時) (レス) id: 1d7515ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2022年12月4日 17時
