１話「拒絶反応」 ページ1
.。沖田side
憂鬱だ。
こんな時にAでもいたら…って、今俺嫌われてんだっけ。
やっぱ酒飲んだのが間違いだったか。
ピーンポーン
A？
胸を弾ませ戸を開けると、近藤さんと土方さんが居た。
何だ、Aじゃねぇのか。
近藤さんは良しとして土方さんが居ることに苛ついた俺は、
いつも通りの憎まれ口を叩く。
「近藤さん、どうしたんですかィ？ここじゃなんですし、上がってくだせぇよ。
ﾁｯ、マヨ臭ぇ…」
土「何で近藤さんオンリー？俺は臭いから入れられねぇってか！？」
近「よせトシ、話が逸れちまうだろ？総悟、今日海に行こうぜ！」
「今からですかィ？」
近「おう、もしかして用事でもあったのかー？」
「いや無ェです。勿論行きやすよ」
近「おぉ、良かった！じゃあ準備してこい！！」
「へーい。土方さーん」
土「なんだ？総悟」
「土方さんの腐った頭、海で洗い流した方がいいですぜ。
大丈夫でさァ。漂流してきたその頭、俺がしっかり保管しとくんで」
土「誰が安心できるかァァ！！今日こそ叩ッ切ってやらァ！！」
近「トシィィィィィィ！！」
.
近「着いたなー」
土「それにしてもあっちーな。これじゃ折角持ってきたマヨネーズも腐っちまう」
「土方さん、そこに寝てくだせェ。これ塗ってあげやすよ」
土「おー気が利くじゃねぇか＿＿ってマヨネーズ！？塗らねーよんなもん！！」
俺は軽く舌打ちをかますと、持っているマヨネーズを渾身の力で絞った。
マヨネーズは無残に地面へ垂れていく。
土方さんが叫んでいる中、近藤さんは遠くの方を見て手を振っていた。
近「お妙さーん！！やっと来てくれましたか！」
妙「あら？何でゴリラがここに居るのかしら？」
神「ごめんネ、人は多い方が楽しいかと思ったアル！」
新「そうだね。姉上ここは目を瞑りましょうよ」
妙「うーん、そうね。わざわざ呼んでくれた神楽ちゃんにも悪いし」
『賑やかになりそう！楽しみになってきちゃった！！』
「..A」
『！』
Aは俺の顔を見ると直ぐに顔を背けた。
どうやらまだ俺と顔を合わされたくないらしい。
神「A、どうしたネ？」
『何で総悟も居るの…』
神「まーまー、海に来たんだから楽しもうヨ！」
『うん…』
「おい」
チャイナに付いて行こうとするAの手をかかさず掴む。
「話が＿＿」『離してよ…』
こんなに拒絶されたのは初めてだ。
あまりに苦しそうに言うので俺は諦めて手を離すしかなかった。
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依兎｡.ｲﾄ.。 - すすさん» すすさん、ありがとうございます！初めてもらったコメントが褒め言葉で凄く嬉しいです！これからも更新頑張るので、僕の文才もない作品見てやってくださいw (2021年2月23日 13時) (
レス) id: 204f45673b (このIDを非表示/違反報告)
すす(プロフ) - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます！今日から作品読んでたんですが、すごい内容が面白くて最高です！更新頑張ってください！ (2021年2月22日 19時) (レス) id: 9c1889318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：依兎｡.ｲﾄ.｡ | 作成日時：2021年2月13日 22時
