# ページ7
やはりそうなのかもしれない。
変人だとしても友達が二人(みかんは例外)に増えたのは喜ばしいことだ。たぶん。
「ムソーくんで良いよね? ね?」
みかん人間の威圧は絶対にNOとは言わせない。無双くんは嗚呼! と返事をすると二人は熱い暑い握手を交わした。
「アツいなぁ……ただでさえ暑くなってきてるしオレ厚着なんだぞ! 暑いじゃねーか!」
みかん人間は、キラキラと輝く無双くんの手を思いっきりバシリ! と叩きのめした。
「なっ……」
僕は驚いて目を丸くした。 これじゃ無双くん凄い怒ってしまう! とビクビクしながら無双くんをゆっくりと見ると、
「そうか……僕はまだまだだったって事なのか……いいさ、オレは一人で熱くなっているさ……ハハハハハハ!……」
無双くんは怒っていなかった。
顔をそむけて笑っているが、悲しみを抑えようとしている事がバレバレだ。
きっと本当は純粋なのだろう。
逆にこう見るとかなり可愛そうに見えてきた。
みかん人間のボケが通じない人もいる事が分かっただろう。
これを通してみかん人間には言葉の大切さを知ってもらいたいと強く思い、みかん人間の方を見てみようとしたが、さっきまでいたところには居なく、無双くんの前に仁王立ちになっていた。
「ムソーくん。 君は純粋だ。 そして熱血でそれでいてイケメンだ!!」
「え、何を言っているん……」と僕が口をはさもうとしたが、みかん人間は続ける。
「何にでも挑戦し、絶対に諦めない。 ねばり強くて納豆のようだ! だが決して臭くない!……とは言い切れんが 誰にでも平等に、熱く、優しく、男らしい。 これぞ日本の男だとオレは思う。」
すこし余計なのが入ったが、もしかしてみかん人間は無双くんを慰めようとしているのかもしれない。
だが、無双は顔をそらして聞いているのかもしれない。
フーッと息を吐き、それから大きく息をすった。
「オレはそんな君に嫉妬してしてしまったのかもしれん! だからムソーくん! 謝るから僕と一緒に青春の一ページを共に開こうではないか!」
僕の目には、涙を流して手を取り合う二人の熱血男がいた。
「あ、作者ココ、いい感じにすれば良いと思ってるでしょ〜」
作者の目にはあざ笑う新歌ちゃんがいて内心はらがたった。
第四みかん・仮面が無いみかん人間→←第三みかん・レッツミカン! アイムミカン!
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味官大佐総尾音君@パフェは蒸発した(プロフ) - みなとS*さん» ありがとうございます!w 無双くんのやつですねー、好きっていってもらうと嬉しいです! (2018年8月14日 15時) (レス) id: c61f0fc135 (このIDを非表示/違反報告)
みなとS*(プロフ) - イミフすぎて逆に笑えましたw第三ミカン好きですwww (2018年8月4日 21時) (レス) id: b07a96ee40 (このIDを非表示/違反報告)
たて笛戦士味官パフェ大佐ーもう無理無理〜(プロフ) - 夜桜 つくさん» ありがとうございます! 頑張ってみます(._.) (2018年7月22日 13時) (レス) id: 35c93b046a (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 つく(プロフ) - Q &Aを見て来てみたのですが…面白いですね!間を2マス開けて書くと見やすいかもですよ!文字数にまだ空きがある場合は二マスでやるといいかもです! (2018年7月14日 7時) (レス) id: 894a89900e (このIDを非表示/違反報告)
たて笛戦士味官パフェ大佐(プロフ) - 心の雨と虹の空@写真は載せられないさん» ありがとうございます!m(_ _)mm(_ _)mやる気が湧いてきます!コメントありがとうございます (2018年4月21日 16時) (レス) id: d593ca0871 (このIDを非表示/違反報告)
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