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# ページ11

「コレ……迷子かもしれん」

「え……それってオイ……」

みかん人間は僕をそっと下ろすと目を背けてそう囁く。

だが、僕も少し想像はしていたのでそんなに驚くこともなかった。

とりあえず二人で相合い傘と言うと気持ち悪いが、傘をさして一旦戻ってみようと言うはなしになった。


そこに……だ、雨のうるさい低い音に混じり貧弱な高い音が聞こえてきた。

僕は周りを見渡してみたが何も無いようにしか思えない。人の気配もしない。

気のせいか、と思い、歩こうとしたがやはりあの高い音がする。

よく聞くと下から…、下の方から聞こえる……


「ね、猫だァァァァ」

「ニャァァァァーーー」

驚いて猫背がビシリとしまる。 みかんは不審な目でこちらを睨んで来ている。







僕はとりあえず……猫を抱いて走った。

適当に走って走って……おまけに走ったら……家についた。良かった。

あそこで見せたら絶対拒否されるだろうから、頑張って来た。

家に入ると……



「おかえり」



平然と蜜柑を貪るみかん人間と新歌ちゃんがいる。 おかしいだろ。

まず、第一にどうやって二人は来たんだよ。 雨だし。

ハァハァと息を切らしている僕の手にいる猫に気が付かれたようで……


「な、なんで猫を!? こんな雨の日に外に出て何してたんだよ!」

「いや! お前もでてたじゃんか! あとこの猫は僕が飼う!!」

「何を言っている? オレは外に出てないし、猫は禁止だ。」

「そーだよ、私昨日から泊まっててみかんくんと一緒にいたもん。」


僕とみかん人間が討論していたら、新歌ちゃんの気になる発言がでた。

思わず「え…?」と呟いて脳内がおかしくなってくる。

新歌ちゃんが嘘をつくわけもない。となると……今までのは……??

「猫、わたし飼いたいなぁ」

次はまた新歌ちゃんが呟く。((男だろ、猫をあげなよ。))と言う心の中の何かにはなしかけられた。


「……じゃあ、これ、はい。」

「い、いいの!?」


くっ……しょうがない…… 少し、いや相当ためらったが、猫を渡すことにせいこうした。



だが、僕はわすれていた。

あのみかん人間が何だったのか……未だに真相は明らかにされていないのだ……

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設定タグ:日本みかん美味しいぞ協会 , オリジナル , ギャグ   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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味官大佐総尾音君@パフェは蒸発した(プロフ) - みなとS*さん» ありがとうございます!w 無双くんのやつですねー、好きっていってもらうと嬉しいです! (2018年8月14日 15時) (レス) id: c61f0fc135 (このIDを非表示/違反報告)
みなとS*(プロフ) - イミフすぎて逆に笑えましたw第三ミカン好きですwww (2018年8月4日 21時) (レス) id: b07a96ee40 (このIDを非表示/違反報告)
たて笛戦士味官パフェ大佐ーもう無理無理〜(プロフ) - 夜桜 つくさん» ありがとうございます! 頑張ってみます(._.) (2018年7月22日 13時) (レス) id: 35c93b046a (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 つく(プロフ) - Q &Aを見て来てみたのですが…面白いですね!間を2マス開けて書くと見やすいかもですよ!文字数にまだ空きがある場合は二マスでやるといいかもです! (2018年7月14日 7時) (レス) id: 894a89900e (このIDを非表示/違反報告)
たて笛戦士味官パフェ大佐(プロフ) - 心の雨と虹の空@写真は載せられないさん» ありがとうございます!m(_ _)mm(_ _)mやる気が湧いてきます!コメントありがとうございます (2018年4月21日 16時) (レス) id: d593ca0871 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:味官大佐総尾音君 x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年4月20日 19時

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