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「無一郎、早くしろ、新学期早々遅刻する気か。」
「ええ〜、兄さん待ってよ！」
「時間割ぐらい昨日のうちに合わせておけよ…」
なんだかんだ言って僕の手伝いをしてくれる兄さんは優しい。
「行ってきまーす」
兄さんに引きずられて玄関を出ると、家の前に綺麗な青色の髪が見えた。
「おはよう、無一郎、有一郎！また寝坊したの？」
「またじゃないよ！それに今日は寝坊じゃないし！！」
「こいつ時間割合わせてなかったんだよ」
「ええー、ダメじゃん無一郎。時間割はちゃんと合わせなきゃ。」
「時間割も何も今日は授業じゃないけどな。」
「まあそうだけど。」
三人並んでおしゃべりしながら登校するのが当たり前になっている。
幼稚園の時からずっとそうだ。
「じゃあね、有一郎！」
「兄さんまたね！」
「ん、後でな。」
双子の僕たちは同じクラスになったことがない。同じクラスにいたらたまったもんじゃない。だって先生ですら見分けがつかないんだから。
そんな僕たちの見分けがつくのは両親とAぐらいだ。
出席番号順の席で、僕とAは隣同士。
かばんを置いてしばらくしゃべっていると、先生がきた。
「明日からは授業が始まる。ちゃんと準備してくるように。」
先生の長ーいお話を終えて、僕たちは家に帰る。
「そういえば、部活はどうなの？大会あるんでしょ？」
「うん、来週にオーディションがあって。それに受かれば出場できるの。オーディションは受けられるけど、今まで中二が出た事例もないし、他校も大会出場者は中三と高校生で構成されているから…。」
「大丈夫でしょ。Aはダンス上手だし。」
「そうかな〜、ありがと、無一郎。無一郎こそ、今度の対局はどうなの？」
「うん、平気だよ。勝つ気満々！兄さんにも負けてられないしね。」
「誰が俺に勝つって？」
「うわあ、有一郎！いつから！？」
「今さっき。そんなことより誰が俺に勝つって？無一郎。そんなに言うなら今から対局してやる。早く帰るぞ。」
「ええええ、いいじゃん。兄さん、昨日僕に負けたから拗ねてんの？」
「はああ？何言ってるんだよ、さっさと帰るぞ！じゃあな、A。」
「ええ！？もう！またね、A！」
「あはは、相変わらずだね。また明日ね。頑張って。」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
難しい。
有一郎の口調が分からない。
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澪凪(プロフ) - はろーきてぃ様。さん» コメントありがとうございます！ここから一気に完結まで進められたらと思っているので、これからもよろしくお願いします！ (2022年4月10日 23時) (
レス) id: 3fef6917e4 (このIDを非表示/違反報告)
はろーきてぃ様。 - 面白いです！頑張ってください！ (2022年4月9日 23時) (レス) @page19 id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - マインさん» ありがとうございます！なんか今日一日でほかの作品にもランキングがついてて発狂しそうです…！がんばります！ (2021年5月9日 18時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - ランキング、おめでとうございます！ (2021年5月9日 18時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - マインさん» ありがとうございます！更新サボっててごめんなさい…！頑張ります！ (2021年4月18日 20時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
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