愛しいと言えたなら

想い ページ47

伝える


伝えたい


伝えられる





俺は山の頂上に居る

もちろん、恋山公園の




彼女が不思議そうな顔をしながら「よいしょっと」っと登ってきた


きっとここの噂もしらないんだろうなぁ…

なんて、呑気に考えていた



ｱｰﾔ ……それで……その…話って…？


彼女の動きはたどたどしかった

きっと彼女への想いを伝えたから俺を意識してしまっているのだろう


…嬉しい…

素直にそう思った




ﾀｽｸ ｽｯ電話で言った通りだよ


俺は一呼吸置いてそう言った


ｱｰﾔ ﾋﾞｸｯ


え…？

驚いてるんじゃない…？

怖がっている…？


ﾀｽｸ え…アーヤ…？


それは、想像していた反応とはちがくて


ｱｰﾔ そｯれならｯ…本人にｯし、しっかり言った方がいいじゃないｯ！


ツーっとアーヤの頬に涙がつたう



はっきり言って欲しかったの…？

なんでこの反応…？



戸惑いながらも俺はアーヤを真っ直ぐに見つめながら伝える


ﾀｽｸ 俺は、アーヤのことが好き。恋愛感情で


ｱｰﾔ …？……へｯ！？



なんでそんなに驚いてるんでしょ？

そんな疑問もあったけど応えが気になって先に聞いた


ﾀｽｸ Answer is？


俺は余裕ぶってそう聞いてみた

内心は物凄く緊張していたけど


ｱｰﾔ い、イ、YES!


はｯ！？


今度は俺が驚く番だった

い、イエスって言った！？


もう一度確認しようと思い、アーヤに視線を戻す


ｱｰﾔ うわぁぁぁんｯ！


何故かアーヤは大泣きしていた



ﾀｽｸ ちょっ！？あ、アーヤｯ！？


ｱｰﾔ たすぐがぁ…私のこと…すきってｯ！ｳｯｳｯ私ｯ翼はまだ新城さんのこと好きなのかと思っててｯ！



ギュッ


アーヤ…そういうこと？勘違いしてたんだね


俺は何故か体が動いていた


アーヤを抱き締めていた


アーヤの動揺した顔がすぐ傍にあった





ﾀｽｸ アーヤ？俺のこと好き？

ｱｰﾔ へｯｺｸｺｸ


俺の質問にアーヤはコクコク頷いた


チュッ


いやらしい音がなる



俺のファーストキス

アーヤにあげる

君もそうならいいな



彼女をみると案の定、

顔が真っ赤ｯかだった



ｱｰﾔ たっ翼ｯ

ﾀｽｸ なぁに、アーヤ

ｱｰﾔ わ、私も翼のこと好きだよｯ！


思ってもいなかったアーヤの言葉に俺は赤面するしかなかった


ｱｰﾔ 翼、顔真っ赤(笑)

ﾀｽｸ アーヤもね(笑)



俺たちは微笑み合っていた


、







、







、

？ はぁ、やだねぇ…









！？






、




その声ってｯ…まさかｯ！？

４人の想い→←恋山公園伝説

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す