愛しいと言えたなら

１１ ページ34

ｱｰﾔ たすく〜こっちだよー！


ﾀｽｸ あ、居た



半分迷子状態だった俺をアーヤが呼び止めてくれた



ｱｰﾔ 大丈夫？

ﾀｽｸ うん。全然へーき。アーヤ早く食べたら？




だって、なんか落としそう…

トロいから…



ﾕｳﾋ ほら、美門もこう言ってるし落とさない内に食べちゃいな


ｱｰﾔ なんで落とすこと前提なの？！


ﾐｷ ほぅだよ。ふぁやくたへなきゃ(そうだよ。早く食べなきゃ)



通訳が必要な何語か分からなくなった言葉を発したみきだった


みきはクレープにアイスのせちゃったからな…




ﾕｳﾋ なぁ、立花ー


ｱｰﾔ ん？どうかした？


ﾕｳﾋ 一口くれよ




ﾐｷ ふわぁぁ！あれこそ、か、カレカノの鏡！(小声)




ｱｰﾔ あ、いいよーあげる。さっきポテト貰ったし。はい。どーぞ



…ん？

ナニカオカシイゾ？


前からカレカノのような会話が聞こえたような…？



あっれれぇー？

おっかしいぞぉー？



コ◯ン風なのはさておき…





ﾕｳﾋ おう！サンキュー！


ﾊﾟｸｯ


はぅぅぅぅ！？


……こんにゃろ…覚えてろよ…





間接キスなのに…


アーヤは気にしてないし…

片山はそれに上手く乗っかるし…

みきは勘違いしてるし…





もぅやだぁぁぁ！！





ﾐｷ あ、ね…たっくん…？


ﾀｽｸ なに


怒り気味になりながらみきの言葉に反応した


ﾐｷ わ、私のも…食べて…？


ﾀｽｸ …え……




正直嫌だ


でもカレカノだ


カレカノじゃない２人が目の前であんなことやってたんだから…新城もこうなるよな…


しょうがない…



ﾐｷ あっいｯ嫌なら別にいいよ！？


ﾀｽｸ いや、食べる。くれるなら。

ﾐｷ ほ、ホント！じゃ、じゃあ…ハイドーゾ…


ﾀｽｸ ん…


ﾊﾟｸｯ



ﾓｸﾞﾓｸﾞ



ｺﾞｯｸﾝ



ﾀｽｸ ありがと。美味しい


ﾐｷ ウ、ウン。ｿｳﾀﾞﾖﾈ



片言になってるけど大丈夫？



まぁ俺もアーヤに俺の食べて貰えたら…そうなるだろうな…







そんなありもしないことを想像しながらおやつタイムは終った

１２→←１０

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す