異世界から来た先輩。【ツイステ】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:229 hit

・ページ4

○

これが朝の出来事…昼食はリリアもトレイも寮生と食べることが多いので必然的に分かれることになる。
別にここで私も他クラスの仲の良い寮生と食を囲めば良いのだが、いかんせんイグニハイド寮だ。食堂に居る面々も少なく、自室や部室で食べる人が多い。

『じゃあまた、五限目で。』

「ああ、また後でな。」

「後でのう〜」

食堂手前で別れ、少し考え込む。どうしようか、どうしようか。

『(そうだ、明日提出のレポートやんなきゃだ。)』

思い出したため、自室に戻ることを決意する。いやあれだから。便所飯してないから。と心に言い聞かせながら鏡の間へ戻り、寮へと入る。何気に寮の中では1番好きだ。サイバーちっくな空間が厨二心をくすぐり、おまけに自室の扉の解除はカードキー式。

私は一応、イグニハイド寮の副寮長という立場をもらっているが半分ぐらい押し付けられたものだ。
なんせイグニハイド生のことだ。人と話すことが極めて苦手で、一部の陽キャ生徒の情報は半分ブラックリストの様になっている。
特に寮長が特に注意喚起しているのはケイト・ダイヤモンドくんとカリム・アルアジームくん、そしてリリアだ。
前者二人は個人的にも苦手意識があるが、リリアに関してはよく一緒にいる為かあまり苦手とは思わない。

ってか私も別に話すのが得意な訳ではない。当社(イグニハイド生)比話せるってだけだ。

『まあ、そのおかげで一人部屋もらえたからありがたいんだけど。』

ボソ…っとつぶやけば部屋にこだまする自身の声。
いつも通り、Apple社製のパソコンを開いて今日の課題を確認する。

『(うわ、レポート提出期限すぎてて笑えないいんだが。

あ、今日は数3あるから予習しないとじゃん。オワタ。
は、ってことは古典もある？ヤバすぎ。昨日の私何してたんだ。)』

私、AはNRCと普通の高校生という二足の草鞋を履いた学生だ。

ちょうど時差？が12時間あるため、この世界の昼間はNRC生として魔法を中心に学び、夜にはオンラインで一般私立高校に通っています。

じゃあいつ寝ているのかといえば、隙間時間や辛い時には先生にお願いして魔法をかけてもらったり、薬をもらって耐え凌いでいる。そして土日には爆睡して寝溜めをすることで身体を労っています。