カラフルシェアハウスll【浦島坂田船】

46話 ページ4

志麻「そっとよ？そーっとだっこするんよ？」

うらた「分かったってば…お前は一体誰なんだよ…」


テンションが可笑しくなりつつあるまーしぃにうんざりしていれば、先にドアを開けに行って、スムーズに中へ入れるようにしてくれた坂田。



“ありがとう”とお礼を言って、いざ出陣(???)

Aの膝裏に右腕を、腰辺りに左腕を回してゆっくり持ち上げる。


おおお、軽い…と謎に感動していると「なんか…うらたさん、身長低いからバランス悪いな」とホクロが言ってきたのでとりあえず蹴ってやった。


いやんやめてぇ、とうねうね動いているがまぁ安定の無視で。









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家に入って階段を上り、直で俺の部屋へ向かう。

理由は単純で、Aのベッドが結局まだ無く、昨日と同じように俺の部屋を使ってもらうからだ。


ゆっくり、起こさないよう慎重に俺のベッドに下ろして布団をかけて…


すやすやと、すっかり安心しきった顔で眠っているAの頭をひとしきり撫でて髪にキスをし、部屋を出た。



「おやすみ、A」





…少し、キザ過ぎたかもしれない。

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