石百二十七個 ーNOsideー ページ4
去っていくAに伸ばした手を下ろす千空
そんな千空にクロムは震える拳を押さえながら聞く
クロム「千空が死んだ時のために、俺とAはお留守番か？」
千空「ああ、科学知識を継いでからな」
するとクロムは千空に一歩近づき声を張り上げる
クロム「継がねえよ！そういうことならな！！」
千空「あ！？」
突拍子のないクロムの答えに千空は拍子抜けしてしまう
千空「ガキかテメーは、お留守番にふてくされてんじゃ・・・」
クロム「んな話じゃねえ、これで友達が死んでもOK！！そんなプランに手ぇ貸す気はさらさらねえってことだよ！！」
クロムの真っ直ぐな言葉に千空は目を見開く
クロム「おぅ、残念だったな。俺が知識を継がねえもんだから、Aがテメー以外の助手になる気はねえって言うもんだから。千空！テメーがくたばったら科学はゲームオーバーだぜ！！」
そしてクロムの振り上げた拳は千空の顔の横を通り
千空の後ろにあった木の幹にぶつかる
クロム「100億％！！生きて戻んなきゃなんねえんだ、千空テメーはよ！！」
拳をおさめるとクロムは続ける
クロム「おぅ、そもそも。毒ガス特攻をなんでわざわざ科学のキーマン、千空がやんだよ？俺でも誰でも他の奴を犠牲にすりゃいい。それこそAが言っていたような千空、テメーの大好きな合理的って奴だぜ」
クロムは怒りからか目をギラつかせ千空を睨む
クロム「なのにクロムテメーは留守番だ？Aは絶対に連れていかねえ？護ってやる気丸出しじゃねえか！俺らはテメーの子供かよ・・・格下に見てんじゃねえぞ、この野郎」
変わって千空は澄ました顔で返す
千空「あぁ？格下も格上もねえよバカ。単純に合理的な理由だ。ガスマスクの原理やらついでに採る素材やら、もろもろ分かってて尚且つ男手の俺が直に行くのが、一番勝率が高ぇ、それだけだ」
クロム「一番勝率高ぇのはそれじゃねえだろ！科学使い三人でチームで行くことだろ！！いざって時に救えんだからな、違うのかよ！！」
クロムの提案に千空は一気に表情を柔らかくする
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 387人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
御霊t(プロフ) - ろいさん» 応援コメントありがとうございます。これからも頑張ってまいりますので、暖かい目で見守ってくださると幸いです (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - いや…ほんと夢主ちゃんと千空の距離感好き…応援しています！これからも頑張ってください！！ (2020年2月10日 16時) (レス) id: d96f184469 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
