石百二十八個 ーNOsideー ページ5
千空「ククク、いざって時はもう毒ガスで死んでんだ。救えるもクソもねえだろうが！」
クロム「お。おぅヤベー足つった！とかあるかもしんねえじゃんかよ！！」
どうしても一緒についていこうとするクロムは
どうにか言い分を作ろうとする
千空「ああ、そうだな。0、1％かもしんねえが、生存率は上がるわな」
クロム「大樹と杠・・・だったか？司帝国にスパイで潜入してんだろ？それこそ命懸けじゃねえかAだって今までずっとテメーの助手してたんだろ？テメーと背中預けあってんじゃねえか。俺らもよ！格下も格上もねえ仲間だってんなら」
クロムは拳を前に突き出す
クロム「俺がテメーを護ってやる？じゃねえんだよ！違うだろ、セリフがよ！！」
千空はクロムが突き出す拳に自分の拳をぶつける
千空「ああ、テメーのせいで、作んなきゃなんねえガスマスクが二つ増えたじゃねえか」
あの千空が折れたのだ
千空「クロム、テメーに俺の命預けろ」
クロム「おぅ、千空そっちもな！」
そう言って千空はAが去っていった方向へ歩いていった
千空が去った所でずっと木の上で様子を見ていたコハク
彼女の脳裏には昔の出来事がよぎっていた
それはコハクの母親が亡くなってしばらくしてからのこと・・・
〜過去回想〜
コハクを呼んだルリは真剣な表情で語る
ルリ「コハク、お母様が亡くなった今、大切なお話があります。巫女の一番大事な仕事は何か知っていますか？・・・それは百物語。様々な知識がこめられた100本のお話を村に代々欠かさず継いでいくのです」
突然の改まった話にコハクは首を傾げる
コクヨウ「察しろコハク、ルリの体は長生きには耐えられない」
父親の言葉にコハクは動揺する
コクヨウ「百物語の断絶だけはまかりならん、健康なお前がルリの次の巫女として・・・」
コハク「八！継ぐことはできんな、そういうことならな！これでルリ姉が死んでもOK！そんなプランに手を貸す気はさらさらないということだ！」
そう言ってコハクは村を出る
大きな水釜を抱えて
コハク「私がいつでも巫女を継げるとなれば、真面目なルリ姉をもたせている気力は切れてしまうそうだ、私が！父上に嫌われればよいのだ！やんちゃな娘になろう！！到底巫女などふさわしくないような！！湯治の湯を運ぼう、何千杯でも何万杯でも。私が絶対にルリ姉を治してみせる！」
コハクの頬からは涙が流れていた
〜過去回想終了〜
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御霊t(プロフ) - ろいさん» 応援コメントありがとうございます。これからも頑張ってまいりますので、暖かい目で見守ってくださると幸いです (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - いや…ほんと夢主ちゃんと千空の距離感好き…応援しています！これからも頑張ってください！！ (2020年2月10日 16時) (レス) id: d96f184469 (このIDを非表示/違反報告)
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