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69話【過去編2】 ページ29

九十九said

リ〇トカットをしようとカッターを持った時だった……母がかえってきたのだ。







知らない女の子をつれて。

母「さあ、此処が新しいお家よー!」

女「ワァー!おおきぃー!」

あとから聞いたらあの女の子は養子としてむかえた子らしい

母「あんたとは違って全然良い子だよ、あの子は!」



其れが口癖になっていた。


妹を優先するため中学は市立学校に行った。


少しはマシになるかなと思っていた……だが現実は甘くなかった。



クラス1「こいつずっと本読んでて気持ち悪!」


クラス2「なんにも言わねぇし、ロボットなんじゃね?」

そう、虐めが始まったのだ。

理由は私への嫉妬……

多分お金持ちで裕福で楽に暮らしていると思っているのだろう。



家にも学校にも居場所をなくしたある日だった……

クラス3「ねぇねぇ高峰!こいつに水掛てよ!私罪被るの嫌だからサー!」





高峰が来たのだ。

やられると思って身構えた……のだが。

高峰「・・はぁ?嫌だね!私だって罪被りたくないし。私はふつーに過ごしているモブでいたいんだよ!!アホ!!」


はじめてだった。

父だけしか味方が居ないと思ってた。


今思い出せば、水をかけない理由も少し、いや、
かなり変だった。


高峰「はあー。大丈夫?」

九十九「うん……」

高峰「なんだよ!綺麗な声してんじゃん!もっと明るくなろうじゃん!」


其処から私たちは仲良くなった。


たまたま好きなアニメ…そう、文豪ストレイドッグスが一緒で、推しキャラも同じだった為、直ぐに仲良くなれた。



そしてあの日が来た。



(パーーーーーーーー!

(ドンッ!

私達はカラオケの帰りにトラックに引かれて死んだ。



…………次に目が覚めて辺りを見たら……何故か貧民街にいた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


九十九「其処から龍にあって、太宰さんに拾われて…って感じてす。」


高峰「うう〜……やっぱりあんたの過去はいつ聞いても泣けるねぇ〜!」


芥川「そんなに酷かったのか……」


中也「親だけでなく、クラスメイトにまで……」

森「辛い話をさせてしまったね。」

九十九「いえ!」

少なくとも今は……幸せだし。

ーーー続く!

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無花果神(プロフ) - コメント有難う御座います!実は少〜しだけネタバレするとそうしようと思っていたところなんです!そして、此れからも頑張りますね!応援有難う御座います! (2018年6月20日 17時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - 太宰さんの本名が入ってるだと!にしても面白いですね!もし良かったら太宰さんと九十九をもっと絡ましてくれると嬉しい!(ただの欲望)これからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年6月20日 17時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
無花果神(プロフ) - 有難うございます!これからも頑張りますね! (2018年5月6日 21時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続きが楽しみです!すっげーおもろい! (2018年5月6日 12時) (レス) id: a4c1fe7640 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無花果神·湯豆腐は神様 | 作成日時:2018年5月1日 14時

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