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28話 ページ29

〜横浜市街地〜

敦「凄かったですね乱歩さん!
真逆全て中てちゃうなんて『超推理』本当に凄いです」

太「私も半分位は判ったかなー」

敦「判ったって.....何がです?」

太「だからさっきのだよ
乱歩さんがどうやって推理したか」

敦「...えっ?
だってそれは能力を使って.....」

太「ああ 君はまだ知らなかったか
実はね乱歩さんは異能力者ではないのだよ」



乱歩の方を見て云う太宰



敦「はいっ!?」

太「乱歩さんは能力者揃いの探偵社では珍しい
何の異能力も所持しない一般人なんだ
後ああ見えて乱歩さんは26歳だよ」

敦「えっ!?」

太「本人は能力を使ってるつもりみたいだけど
実はね私、乱歩さんが推理している時にこっそり髪をつまんでいたんだ
知っての通り私は触れた相手の異能力を無効化する反異能力者だ」



頭が追いつかないという顔をする敦



敦「でも.......どうやって事件の場所や時間を中てたんです!?」

太「彼云ってたよね
『偽装の為だけに遺骸に2発も撃つなんて』って
でも 3発撃たれてる死骸を見たら誰だって“3発同時に撃たれた”って思うよ」

敦「あ.......」

太「つまり彼は一1発目で被害者が死んだって事を知っていたのだよ
解剖がまだなのにそれを知っているのは───」

敦「犯人だけ...
でも犯行時間も中ててましたよ?
『昨日の早朝』だって...」

太「それはね 遺体の損壊は少なかったから川を流れてたのは長くて1日
昨日は火曜 平日だ
なのに遺体は私服で化粧もしてなかった
激務で残業の多い刑事さんが平日で私服...
かつ化粧なしとくれば死んだのは早朝 一応推理できる」

敦「ほかの.....
犯行現場とか、銃で脅したとかはどうやって」

太「そこまではお手上げだよ
乱歩さんの目は私なんかよりずっと多くの手掛かりを捉えていたのだろう」



いつもの笑顔で答える太宰



敦「あ でも!
彼女の台詞まで中ててましたよね」

太「うん あれはね.....」

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沙月(プロフ) - 眼帯無駄遣い装置さん» 本当ですか!?楽しみにしてます!w (2019年3月18日 21時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
眼帯無駄遣い装置 - カゲロウ(酸性)さん» ありがとうございますぅぅぅぅぅ(( これからも頑張ります! (2019年3月18日 10時) (レス) id: 34e63f959e (このIDを非表示/違反報告)
眼帯無駄遣い装置 - 沙月さん» あー確かに笑ってそうですねw そうしようかなw (2019年3月18日 10時) (レス) id: 34e63f959e (このIDを非表示/違反報告)
眼帯無駄遣い装置 - xxvl6w6lvxxさん» すみません!急いでいたので間違えてしまいました!報告ありがとうございます!! (2019年3月18日 10時) (レス) id: 34e63f959e (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ(酸性) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2019年3月17日 10時) (レス) id: 26ee7c4c14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眼帯無駄遣い装置 | 作者ホームページ:http://gokutozihen  
作成日時:2018年8月10日 16時

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