探偵社のあの子は衝撃の人物だったみたいです

14話 ページ15

〜探偵社〜



探偵社の椅子に金髪のショートカットの美しい女性がちょこんと座っていた



？「...........」

谷「.....あの
えーと、調査のご依頼だとか
それで...」

太「美しい.....
睡蓮の花の如き果敢なく
そして可憐なお嬢さんだ」

？「へっ！？」

太「どうか私と心中して頂けないだろ────」

国「スパァァァァァァンッ
...あ、すみません忘れて下さい」



廊下に太宰を引きずって行く国木田



？「それで、依頼と云うのはですね
我が社のビルディングの裏手に.....
最近善からぬ輩が屯してる様なんです」

谷「は...はぁ」

敦(普通に再開した...
変人慣れしてるのかな...)

『善からぬ輩とは？』

？「分かりません...ですが
襤褸を纏って日陰を歩き
聞き慣れな異国語を話す者もいるとか」

国「そいつは密輸業者だろう
軍警が幾ら取り締まってもフナムシの様に湧いてくる、港湾都市の宿業だな」

？「えぇ無法の輩だという証拠さえあれば軍警に掛け合えます
ですから...」

国「現場を張って証拠を掴めか.....
小僧お前が行け」

敦「へっ！？」

国「だた見張るだけだ、それに...
密輸業者は無法者だが大抵は逃げ足だけが取り得の無害な連中───
初仕事には丁度いい」

敦「でっ、でも...」

国「谷崎、一緒に行ってやれ」

ナ「兄様が行くならナオミも着いて行きますわ！」

『なら私も行きますよ』

谷「えっAさんも？」

『ええ、ちょっと確認したい事もあるので...』

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