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35話 (太宰side) ページ37

『それで太宰様
聞きたい事ってなんですか?』

太「嗚呼、それはね───」



Aが聞いて来たので私はAを押し倒した



『──えっ?』



多分私の予想だと...やっぱりね



太「この傷の事が聞きたいんだ」



私はAの左肩を出した



『あ... こ これはっ...』

太「.......」

『その...転んだんです!
私ドジだから転んでしまって!』



Aは髪の毛を弄り乍ら云った
嗚呼、気に入らないまた嘘をついてる



太「.....気に入らないね」

『えっ────!?』



私はAにキスを落とした



太「んっ...
どうして嘘をつくんだい?」

『う... どうして嘘だって判るんですか』

太「私 あの場に居たから」

『えっ!?』

太「私が見たのは左肩にナイフが刺さっているAちゃんを蛞蝓が助けてるところだったよ
転んでナイフが刺さることなんてないよね?」

『そ...その』

太「本当のこと話してくれる?」

『...判りました
...実はあの時中也さんの後ろからナイフが飛んできたのでとっさに体が動いて...』

太「そうだったんだ...
ナイフを投げてきた人の特徴わかる?」

『全身真っ黒でした
...おそらく...黒猫団だと思います』

太「黒猫団!?」



黒猫団は確かポートマフィアの次に強いとされる闇組織だ
殆どが親を無くした人や孤児の集まりで出来ている
黒猫団の人々は全員全身真っ黒
そして殆どの団員がなんだかんだの異能を持っているらしい...



太「どうして...」

『えっ?』

太「どうして...黒猫団の奴等が...」

『...私にも判りません』

太「...そうかい...」

『はい...太宰様』

太「なんだい?」

『いつまで...こうしてるんですか?』

太「あ ごめん
すっかり忘れてしまっていたよ」

『いえ、聞きたい事はこれで充分ですか?』

太「嗚呼 すっかり暗くなったね
どうせなら今日は私と一緒に寝るかい?」

『えっ?
それこそ迷惑を掛けてしまうのでお断りしておきます
それでは私はもう帰りますね』

太「送って行かなくても大丈夫かい?」

『ええ、失礼します』



行ってしまったね
やっぱりあの子は釣れないなぁ
一緒に寝る事なんて迷惑ではないのに









Aを私の物にしたいな









――――――――――

えっ?なんか変な方向に向かってない!?

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沙月(プロフ) - 眼帯無駄遣い装置さん» 本当ですか!?楽しみにしてます!w (2019年3月18日 21時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
眼帯無駄遣い装置 - カゲロウ(酸性)さん» ありがとうございますぅぅぅぅぅ(( これからも頑張ります! (2019年3月18日 10時) (レス) id: 34e63f959e (このIDを非表示/違反報告)
眼帯無駄遣い装置 - 沙月さん» あー確かに笑ってそうですねw そうしようかなw (2019年3月18日 10時) (レス) id: 34e63f959e (このIDを非表示/違反報告)
眼帯無駄遣い装置 - xxvl6w6lvxxさん» すみません!急いでいたので間違えてしまいました!報告ありがとうございます!! (2019年3月18日 10時) (レス) id: 34e63f959e (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ(酸性) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2019年3月17日 10時) (レス) id: 26ee7c4c14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眼帯無駄遣い装置 | 作者ホームページ:http://gokutozihen  
作成日時:2018年8月10日 16時

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