エーミール ページ27
今日もミリオさんが来るだろうと、紅茶を用意する
ミリオさんは紅茶を好むのでよく私から紅茶をせがむ
でも、ミリオさんと飲む紅茶は美味しくて。同じ紅茶なのに違う味のように感じる
カチャリと陶器の音ではない、扉が開く音がする
振り向けば、ミリオさんとブロンドの髪の私と同じ年齢っぽい少年がいた
「こんにちは、エーミール」
em「えぇ、こんにちは。えっと、その方は？」
「こいつはグルッペン、私の息子だ。ほら自己紹介」
ミリオさんにそう言われて一歩足を出す少年
gr「俺はグルッペンだ、よろしく」
em「はい、よろしくお願いします」
律儀に握手を交わせばミリオさんは満足そうだ
でも、今まで連れてこなかったのに何故急に
「すまないな、グルッペンから逃れられなきて連れてきてしまった」
gr「やっと追い付けたんや、当たり前だろう？」
「グルッペン、迷惑だけは掛けるなよ」
gr「勿論だ！」
どうやら仕方なしに連れてきたらしい
ミリオさんに紅茶を出してグルッペンさんのを追加で淹れる
ミリオさんは本を取りに行って席を外した、なので気まずい初対面のグルッペンさんと二人きり
gr「エーミール、と言ったか？」
em「はい」
gr「エーミールは何故此処に居るんだ？もう利用する人も少ないだろうに」
em「えぇ、ですけど私は此処が好きですから」
gr「何故だ？」
em「何故、そうですね.......恩師のため、ですかね」
gr「恩師、か」
em「えぇ、私を拾ってくれたのが恩師でした。恩師が生きた此処を壊したくないんです」
この静寂な世界に居場所を作ってくれたのは彼だから、壊したくない
離れたくないが一番いい理由かもしれないけど
gr「.......ミリオさんは此処に来るまでエーミールの話を沢山してきた」
em「え？」
ポツリと落とすように吐いた言葉
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一縷(プロフ) - 朝焼けの風車。さん» わっ！水さん？ありがとう！静間さん相変わらず好きだね笑。ここまで読んでくれてありがとう！ヽ(*´▽)ノ♪ (2020年4月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - ヨルナキさん» 返信遅れましてすみません！ありがとうございます！！出会い編誉めてくださり嬉しいです！読んでくださり感謝です！！(*´ω｀*) (2020年4月6日 20時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
朝焼けの風車。(プロフ) - 完結おめでとう！ログイン出来なくなってもうて名前変わったけど水月やよ！………相変わらず静間さんイケメンやね好き（悶え） (2020年4月6日 13時) (レス) id: db51cbca2d (このIDを非表示/違反報告)
ヨルナキ(プロフ) - 神作でした!!みんなの出会いが、ええですなー。(＾∇＾) (2020年3月25日 21時) (レス) id: 3168bfca25 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - 47さん» ありがとうございます！！皆様のお陰さまですよ！(о´∀`о) (2020年3月25日 13時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2020年3月1日 15時
