コネシマとショッピ ページ18
俺らは少年兵として親に売り出され、買われた
別に何とも思わへん、かわいそうやとか悲しいとか
しゃあない
それだけで済むんやから
親にとっては俺らはいらない穀潰し
戦争で勝手に爆弾背負って死んでも良いってことや
そんな親のエゴで死ぬんは俺はいややった
だから、俺は爆弾を背負って敵に突っ込む弱者ではなく銃を持って撃つ強者になるために努力した
それは報われて銃を持って幾度の戦争をした
後輩も増えて、ショッピ君が参戦した
俺に殺意高くて、なんか時々撃ってくるし戦争中に殺そうとしてくるし
でも大切な後輩や
だから、ここで死なす訳にはいかへん
ガ「戦争終わったって！！俺らの勝ちやから！！」
楽しそうに言う目の前の男はどんどんと近づいてくる
こいつ、強い
今まで見てきた兵よりも断然強く、勝てないことは分かってる
けど、ショッピ君は後ろで俺の裾を掴んでる
kn「お前ら、俺らをどうするつもりや！！」
怖いのを心の奥に押し込んで木陰から飛び出して銃を男に向ける
ガ「粋のある子供やなぁ、欲しいわぁ！！」
何を言ってるんや、こいつは
kn「ショッピ君！！」
syp「っ......！！！」
俺は男に突っ込むように走り銃を撃つ
男はそれを余裕で避けて俺の手を掴む、俺は懐に忍ばしていた短刀で斬りつける
それも避けられる
すると、後ろから銃声がした
弾丸が男の頬を掠れた、だが掠れただけで脳天にはぶちこまれてへん
確か、ショッピ君の拳銃はあと一発しか無かった
それが撃たれたのだ、きっともう弾切れや
終わった
俺らは、もう生きれへん
生きれても、地獄のような日々やろう
ならまだ戦場の方がましやった、生きる価値が見いだせたんやから
そう思っていたのに、男の言葉で覆された
ガ「お前ら俺の所来おへんか？筋があって鍛えやすいと思うねん！！育てんの楽しみやわぁ！！」
kn「はぁ？」
syp「育、てる？」
ガ「おん！！」
元気な声に、脱帽して腰が抜けてもうた
それをこいつは他の大人みたいに気味の悪い笑みではなく、含みのない笑顔で言うんやからもう呆れた
ガ「あ、お前ら名前なんて言うん？」
syp「ショッピっす」
kn「あ、ショッピ！俺はコネシマや！！」
なんというか、信じてもいいかななんて思える
知らんけど、そんな酷い事をしなさそうに見えた
太陽のような笑顔に、溶かされながら俺らは手を取った
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一縷(プロフ) - 朝焼けの風車。さん» わっ！水さん？ありがとう！静間さん相変わらず好きだね笑。ここまで読んでくれてありがとう！ヽ(*´▽)ノ♪ (2020年4月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - ヨルナキさん» 返信遅れましてすみません！ありがとうございます！！出会い編誉めてくださり嬉しいです！読んでくださり感謝です！！(*´ω｀*) (2020年4月6日 20時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
朝焼けの風車。(プロフ) - 完結おめでとう！ログイン出来なくなってもうて名前変わったけど水月やよ！………相変わらず静間さんイケメンやね好き（悶え） (2020年4月6日 13時) (レス) id: db51cbca2d (このIDを非表示/違反報告)
ヨルナキ(プロフ) - 神作でした!!みんなの出会いが、ええですなー。(＾∇＾) (2020年3月25日 21時) (レス) id: 3168bfca25 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - 47さん» ありがとうございます！！皆様のお陰さまですよ！(о´∀`о) (2020年3月25日 13時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2020年3月1日 15時
