戦争前 ページ25
カイビル谷戦争
それは多くの犠牲を払い、勝ち取った
その戦争をまた経験する事になるとは
執務室で頭を悩ませる
数ヶ月後、その戦争を仕掛けられる
カイビル谷という谷で
報告書を見ながら考える
報告書にはナルア国の動向に怪しいのが見られたという
戦争への準備の様に
先ずは、戦争の準備だな
前世通りなら数日後に宣戦布告を受ける筈だ
その前に準備をし、迎え撃つ
その為には訓練を強化し、武器の調達
金を早急に集めなければならない
紙に必要なものと作戦を考える
前世では急な宣戦布告だったために苦戦を強いられた
だが、未来を知っているからこそ有利に進めたい
犠牲をあまり払わず
谷を使った作戦がいいな
来世で習った一ノ谷の戦いみたいにするか
なら近戦部隊と遊撃隊を馬で奇襲をさせるか
遠戦部隊はその援護
暗殺部隊は行かなくてもいいか
いや、谷の横に逃げては元も子もない
遊撃隊を谷から奇襲させよう
近戦部隊は横から、逃げ道を塞ぐ
ナルア国は西からくる筈だから、先回りをするか
紙に図を書きながら整理していく
すると、ノックの音が聞こえてきた
gr「グルッペンです、お茶を持って参りました」
「入れ」
gr「失礼します」
グルッペンはお茶を置くと、跪く
顔を上げろ、と言うとゆっくりと上げる
すると、不思議そうに首を傾げる
gr「発言宜しいでしょうか」
「あぁ」
gr「何を書いているのですか？」
グルッペンは興味深そうに言う
そんなに珍しいものか？
「戦争への作戦だ」
グルッペンが戦争、と言う言葉を聞くと目を光らせる
gr「戦争が近頃あるのですか？」
「あぁ、ナルア国が怪しい直ぐにでも宣戦布告をしてきそうだ」
gr「では、何故モルト国王陛下が作戦をお書きに？参謀がいますよね」
「奇襲を掛けたくてな、つい思い付いてな。見るか？」
そう言うと、二つ返事が返ってくる
グルッペンがまじまじと見る
暫くして顔を上げる
gr「.......見事な作戦です」
まぁ、それは日本の歴史で成功した奇襲だからな
gr「では、俺がこれを伝えてきましょう」
少し言葉が崩れているが、余程その作戦に興味を持ったのだろう
私としては嬉しいのだが
「ありがとう。詳しく聞きたかったら私の元に来るように言ってくれ」
gr「承知しました、では失礼します」
グルッペンが部屋から去っていく
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
