乙女ゲームのはず？ 【wrwrd！】

バーベキュー 2 ページ48

エミさんと楽しく話してると、皿に肉が増えてた


疑問に思って横を見ると、ゾムが悪戯成功のような顔をして笑っていた


「ゾム、流石にこんな量は食べれへんわぁ」


zm「食べてや」


そう言って箸で肉を掴んで私の口元に近づけてくる


しょうがなくゾムの箸から肉を食べる


em「なっ......！」


エミさんは驚いたように目を開かせる


「何や、エミさんも食べたかったん？」


em「ちゃ、ちゃいますけど......」


zm「んふふ、エミさん嫉妬？」


em「ちゃいます！！」


「んぇぇ、エミさん。はい」


エミさんの口元にお肉を掴んだ箸を持っていく


em「うぇぇっ！？」


エミさんは変な声を出しながら驚いてる


遠慮気味にお肉を食べる


何かめっちゃ噛んでるけど


em「お、美味しいです」


顔を真っ赤にさせてエミさんは言う


「なぁなぁ、私にもしてや」


そう言うと、真っ赤な顔がもっと赤くなる


戸惑いながらもエミさんはあーんをしてくれる


それを私は食べる


確かに、美味しいなぁ


高い肉はあんま食べたことなかったけど


zm「んふふっ」


ゾムは満足げに笑う


gr「そこぉ！！」


グルッペンが私達を指しながら叫ぶ


何や？


gr「破廉恥なっ！！涼を回収するゾ！」


グルッペンが私の手を掴んで引っ張る


だが、エミさんはグルッペンが引いてる手の反対の手を掴んだ


em「涼さんは今私と話してるんです、その手を話してください」


負けじと、エミさんも言い返す


グルッペンも引き下がる訳もなく、私を挟んで言い合っていた


混乱しすぎて、私は


「ショッピィィィィィ！！」


て、叫んだ


すると、ショッピがエミさんとグルッペンの手を離させて私を引っ張る


syp「涼先輩挟んで言い合いとか、ダサいですよ」


その瞬間、後ろでグサッという音が聞こえたが無視や無視


「ありがとうなぁ、ショッピ」


syp「お礼を言われる程じゃないですよ、涼先輩と話せるんで嬉しいです」


かわええなぁ、後輩


ショッピの頭を雑に撫でる


syp「わっ！」


「私もショッピと話せるん嬉しいで、やからそんなかわええこと言わんといてや」


syp「可愛いって......」


複雑そうな顔をするが、すぐに諦めたような顔になる


少ししてもっと撫でろと言ってきたときはほんまにかわいかった

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