乙女ゲームのはず？ 【wrwrd！】

別荘 ページ46

どうやら着いたらしい


窓の外を見ると、豪華な家


金持ちってやっぱ金持ちやな


「鬱、着いたで」


ut「んん、あり、がとう」


「まだ調子悪いか？」


ut「大丈夫やで」


鬱はそう微笑むが、まだ顔は蒼い


頭を撫でてやる


「荷物は私が持つから早く部屋で休み？」


ut「そんなん悪いわ！荷物ぐらい僕が」


「調子悪い人に荷物なんて持たせるわけないやろ？黙って甘えとき」


ニカッと笑うと、鬱は渋々と肯定する


「それかおんぶしよか？」


そう言うと、鬱はブンブンと手を降る


ut「それはほんまに悪いから！！」


別にええねんけどなぁ


鬱を支えながらバスを降りる


空気がええなぁ


鬱の荷物を持って別荘を見て回る


「何処までがグルッペンの土地なん？」


gr「山全部だ」


「全部かぁ」


いやぁ、凄いなぁ


私の家なんてチリやん


gr「部屋割りは決めている、今からは荷物を部屋に持っていく時間にする」


後で食堂に来るようにと言われた


私も部屋に行きたいが、先ずは鬱の荷物を運ぶか


ut「ほんまごめんなぁ」


トントンに支えられている鬱が申し訳なさそうに言う


「大丈夫やで、腕には自信があるねん」


小さい頃から柔道やらしてたからな


tn「俺が持とか？」


「大丈夫やって、ほんまに優しいなぁ」


つい笑みを浮かべてまう


部屋に着くと、荷物を降ろして私も自分の荷物を持って部屋に行く


広いから迷子になりそうやわ


部屋に行くと、広い


とにかく広い


桃「これから三日間よろしくね？」


可愛らしい笑みを浮かべながら言う


かわええなぁ


私には到底できひんわ


「おん！よろしく！」

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