乙女ゲームのはず？ 【wrwrd！】

恐怖 ページ26

「先生！！不可抗力です！！」


sp「アウトだよ？」


「いや、ほんまにやめてください」


sp「君が悪いんだよ？」


「いや！人助けたんで見逃してもらっていいですかね？」


sp「次はないっていったと思うけど？」


「いや、ほんまに、私女子なんでセクハラになりますよ！？」


sp「じゃあ科学の先生に男になる薬を作って貰おうかな？」


「いや、洒落になりませんよ」


sp「本気だからね」


待って、しんぺい神先生ならやりかねへんねんけど？


生徒会長も鬱も後ろで壁に持たれている


助けてや！！


そう言う目で訴えたが目を反らされた


何でやねん！！


sp「さぁ、今は怪我の手当てをするから出してね」


「今はって、いつかは掘られるんですね」


sp「うん！」


神と書かれた紙で顔を隠しているが、隙間から笑顔なのが見えた


どうか、クラレ先生が薬を作りませんように


怪我した腕を見せる


sp「うわぁ、これは酷いね」


え？そんなに？


見るのが怖くて私は見てへんけど


sp「もしかしたら、怪我の痕が残るかもしれないよ」


そんな酷いん！？


まぁ、ええけど


sp「女の子がこんな怪我をしたら駄目でしょ？」


「いや、不可抗力ですよ」


ふと、隣を見ると


生徒会長も鬱もに悲しい顔をしていた


なんで？


gr「すまない、俺のせいで」


ut「女の子にそんな怪我を負わすんは、俺の失態や」


「別に大丈夫やから」


gr「だがっ！」


「大丈夫やって、グルッペンも鬱もそんな顔をさせたくてやったんちゃうし

笑ってくれたほうが、私は嬉しいで？」


そう言うと少し顔が和らぐ


sp「はぁ、これだからイケメンは」


しんぺい神先生が何かをボソッと言うが、聞こえなかった


sp「はい！終わり！」


腕を見ると、包帯がぐるぐる巻きだった


またぐるぐるやんけ


sp「じゃあ科学の先生に言わないとね！！」


「いや、やめてくださいｯｯｯ！！」

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