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お出掛け ut side ページ18

今日は涼ちゃんと出掛ける日


なんであの時必死に言ったんか、今でも分からへんけど


女の子と出掛けるしな


女の子は準備が遅れるもの、少し早めに着いて待っとこう


と、思ったんやけど


集合場所の時計台の下に格好いい服装の涼ちゃんが見えた


来んの早ない?


ut「ごめん!待たせた?」


「大丈夫やで、今きたとこ」


イケメンな台詞を言う


「今日は何処行く?」


ut「そうや!最近オープンしたカフェに行こうや!」


「ん、ええな」


カフェへと向かう


さりげなく車道側に涼ちゃんが立ったときはもうイケメンか!って言いたかった


カフェへ着き、席に座る


ut「何頼む?」


「んー、珈琲とパンケーキかな」


ut「じゃあ僕は珈琲やな」


それを頼む


しばらくすると運ばれてくる


女性の店員さんに笑顔でありがとうと言えば顔を赤くさせる


珈琲の横にミルクと砂糖を置かれるが、俺は入れない


女の子の前ではブラック珈琲を飲む


別にブラック珈琲が好きなわけやない


ブラック珈琲を飲んでるだけで、女子は大人っぽく見えるらしい


今までに女の子に大人っぽいねなんて言われた


苦いブラック珈琲一口飲み涼ちゃんを見ると


砂糖をどぼどぼと入れてミルクも入れていた


ut「ちょっ、そんなにいれたら糖尿病になるで!?」


「ええやん、自分の好きな物は好きなだけ入れたいねん

我慢する方が嫌や」


涼ちゃんはきっぱりと言う


何か、我慢して飲んでる俺が馬鹿らしく思える


俺も砂糖をひとつとミルクを入れる


「あれ?ブラックちゃうん?」


ut「なんか、涼ちゃん見てたらかっこつけてる俺が馬鹿らしく思ってな」


つい笑みを溢してしまう


「へぇ、そんな風に笑えるんやな」


ut「え?」


「作り笑顔じゃなくて自然に笑った方がかっこええで?素の方が私は好きや」


涼ちゃんがふわりと笑う


心臓がドクリと動く


体は熱を持ち、浮いてるような感覚におちる


「鬱」


名前を呼ばれただけで心臓は出そうなくらい動く


あぁ、俺は




これが 恋 なんや




初めてやった


この子を幸せにしたい


この子の側に居たい


という気持ちが溢れそうなくらい沸騰していた


桃と他の女の子への好きと、涼ちゃんへの好きは明らかに違った


桃もそれなりに好きやった


でもそれは"それなり"でしかなかった


涼ちゃんと話してるだけで、幸せに思えた


恋って素晴らしいもんなんやな


あぁ、傷つけたくない

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雪乃 - 夢主ちゃん!私の初恋持ってった責任とってください!すきです!付き合ってください!(女子) (2022年10月7日 19時) (レス) @page50 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
- いきなり第5人格出てきてビビり散らかしました…… (2021年3月9日 23時) (レス) id: 895180949b (このIDを非表示/違反報告)
もちうさぎ(プロフ) - あ、、、、、、、、好きです(突然の告白) (2020年12月16日 23時) (レス) id: 00af560f62 (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - 主人公がイケメンとかうちの好みドストライクなんやけど…、はえー付き合いてぇなあ。うちも女子やけど。 (2020年9月28日 6時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんちゃん??(プロフ) - 花踏んでるのに気づかないから無理はwwwwwwまじで面白すぎるwwwwww (2020年8月28日 22時) (レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一縷 | 作成日時:2019年7月5日 22時

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