乙女ゲームのはず？ 【wrwrd！】

書類手伝い ページ17

放課後


いつもは早く帰るのだが、トントンからSOSがきた


文化祭の後処理をしているのだが、みんな居ないらしい


サボりが多いのだと


トントンがSOSを出すときは、ほんまにやばいときや


トントンに倒れられても困るので生徒会室へ向かう


すると、向こうから鬱が歩いてきた


ut「あれ？涼ちゃん！」


鬱が嬉しそうに私に近づいてくる


ut「今から帰るとこ？」


「いや、トントンの書類を手伝うねん。鬱がサボった書類をな」


鬱はうっ、声を出す


ut「だって！やる気がでないから！」


「やる気がでぇへんって子供か！」


ut「じゃあ涼ちゃんが何かしてくれたらやる気出す！」


何でやねん！！


鬱が喜ぶことなんて女子を紹介することしか浮かばへんわ！！


「鬱が喜ぶことって.......」


ut「じゃあ涼ちゃんが僕にしたいこと！！」


「なんで逆やねん」


おかしいやろ


「んー、荷物もちぐらいしかないわ」


ut「じゃあ今週の日曜日にお出掛けしよう！！」


「え、えぇけど」


ut「絶対やで！！？」


「お、おぉ」


急に迫ってきたから吃驚したやん


鬱はるんるんで生徒会室へ入っていった


鬱のちょっと後から私も入る


すると、鬱が早急に書類を終わらせていた


tn「涼！大先生になんかした！？」


「えぇ？」


tn「何か急にすぐに終わらすって言ってやってんねんけど！？」


「いや、日曜日に出掛ける約束しか......」


tn「はぁ！？大先生と二人っきりで出掛けるんか！？」


「そうやけど、何か問題でもあるん？」


tn「大問題や！！！」


何で？


ut「.......よし！！終わった！！」


どうやら書類が終わったらしい


ut「なぁなぁ涼ちゃん！一緒に帰ろうや！」


「ええよ」


tn「あかん！！」


ut「トンちが決めることちゃうやろ？」


tn「涼は俺と帰るんや！！」


何をいがみ合っているやら


「じゃあ一緒に三人で帰ろうや、喧嘩するくらいなんやったら」


二人はまだいがみ合っているが、妥協案でそうなった

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