乙女ゲームのはず？ 【wrwrd！】

書類手伝い 2 ページ37

トントンの所に着いてノックをしないで入る


中では、トントンが隈を目元に着けて書類を書いていた


どうやら私に気づいていない


驚かそうと思ったけど、やっぱやめた


トントンの横に置いてある珈琲を見ると、冷めていたので変えたろう


気づかれないように珈琲を取って書類も自分が出来そうな分を取る





珈琲を淹れてトントンの所に置き、私も書類を始めていた


難しいのもあるけど、まぁ、大丈夫やろう


てか、何サボっとるんやあいつら


トントン苦労しとんなぁ


あ、書類終わった


そう思ってトントンを見ると、何か私を見て固まってた


tn「え.....え？何で眼鏡掛けてるん？」


あぁ、眼鏡か


「いや、書類字ちっさいから掛けとんねん。トントンとお揃いやね？」


なんて笑えば、トントンは後ろを向く


「おーい、どうしたん？」


トントンはすぐに顔を扇ぎながら振り向く


なんや？


「そうや、書類終わったから確認ええか？」


そう言うと、トントンは驚きながら書類を受けとる


数分して、確認が終わったようや


tn「......完璧や」


トントンは感心したように呟く


「良かった！ならお疲れのトントン君の願いをひとつ叶えよう！」


お疲れやしな、何か元気でるように願いを叶えてやろう！


tn「はぁ！？」


何を驚いとるねん


トントンは少し考えたあげく


tn「な、ならさ。膝枕してもらってもええか？」


遠慮気味に言うもんやから、トントンの腕を引っ張ってソファで膝枕をやる


「そんなんでええんか？」


tn「おん......」


「ごめんなぁ、私の太股なんて固いやろ？」


tn「え、い、いや、大丈夫やで」


トントンの瞼がどんどんと降りてくる


お疲れなんやろな


「おやすみ、トントン」


そう言うと、安心したように眠る


じゃあ、私は本でも見ようかな

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