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[一問目!Aの好きな食べ物は?]
神(?)のアナウンスに耳を澄ませ、聞こえた瞬間思わずAにじとっと目を向けた。
「この問題考えたの、Aだろ?」
いかにもAがやりそうなことだ。というか、A得だろ。
「うん、そうだよ..それより、たきな達見て!」
だろうな。
そう思いつつ促されるまま視線を動かすと。
二人が(いつの間にか配られていた)紙に何か書き込んでいた。
お題は確か、Aの好きなものだったか?
そりゃもちろん-------だろ。
[はい、終了ー。さーさー、書いた紙をかかげて発表してね]
神のアナウンスが入り、二人が掲げた回答をAが読み上げていく。
「たきなの回答は、コーヒーですね!
で、太宰さんの回答も..おおっ!?コーヒーです!
二人共正解です!」
やっぱり、コーヒーだよな。
包帯男イコール太宰か。なんてぼんやりと思っていると、急に話を振られた。
「たきなはともかく、なんで太宰さんが知ってるんでしょう」
くるみさん、なんでだと思います?」
知るか。
ぎりぎり口には出さずに適当に答える。
「えーっと、Aが自己紹介のときにでも言ったんじゃないか?」
「なるほど...そうかもしれません!
よし、「Aちゃんが喫茶店でコーヒーを飲んでたからだね」
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作者名:アイスクリスタル | 作成日時:2023年7月20日 21時