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「はい、ということでぇ〜、今からお二人さんに登場してもらいます!」
Aがそういった矢先に、ドスッと何かが落ちたような音が聞こえる。
振り返ると、目を疑う光景が飛び込んできた。
「痛っ..って、あなた誰ですか!?」
「おや、美しいお嬢さんだね。私と心中でも...」
「はいストップ太宰さん!私のかわいいたきなを心中に誘わないでください!」
うわカオス。
なんと、包帯の男性が跪いてたきなの手を取り見上げている。
おそらく...いや、まさかとは思うが..
「その包帯男がたきなを心中に誘っている..ってことか?」
「くるみせーかい!よし、全員揃ったところで始めるよ!」
おい嘘だろ。
この状況で進めていくとか正気か?あの包帯に迫られてこまってるたきなが見えないのか。
「まずは説明から!さぁ、どうぞ!」
どんどん進めていこうとするAに対し言いかけたとき。
「A、[やぁ、人間たち!私は神さ、よろしくね]
自称神に遮られた。
は?
かみ?
半分思考停止したままぼんやりと聞いていた神(自称)の説明によると。
・ここは神と名乗るそいつが作った空間であり、ここの部屋にぼく達を呼んだのも神。
・この部屋から出るためにはいくつかの質問に答えなければならない
・質問を言うのも神である。
・答えるのはたきなと包帯男で、Aとくるみは実況と解説をすること。
らしい。正直胡散臭さしか感じないが、いちいち考えても無駄だと学んだので
大人しく従うことにした。
[早速一問目!]
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作者名:アイスクリスタル | 作成日時:2023年7月20日 21時