□74話■ ページ14
□Aside■
寝転がりながら見上げる顔は
ふっと、勝ち誇ったように笑った。
そんな顔も、可愛いからムカつく。
A「…地味に恥ずかしいんですけど」
和也「だって罰ゲームですもん」
A「寝るんじゃないんですか？」
和也「目ぇ覚めちった」
くふふって意地悪に笑って
とても楽しそうな二宮さん。
この人は、甘え上手で人懐っこい。
本当、犬はどっち？って感じ。
A「髪ふわふわ」
和也「んー？」
A「犬みたい」
和也「犬じゃねぇ」
A「可愛い〜」
目をずっと合わせてられなくて
そう言って二宮さんの髪をくしゃくしゃといじる。
んーってされるがままにしてる二宮さん。
なにその無防備な顔。可愛い。
和也「犬だと思ってなめてっと、噛み付きますよ？」
A「え？」
完全に油断していたあたしは
急に手が伸びてきて頭をグイッと引き寄せられ
少し体を起こした二宮さんの顔が
寸止めのところまで近づいて。
A「〜っ！？//」
和也「わん」
お綺麗な顔がすぐそこにあって
訳がわからず赤面する。
好きって自覚してしまうと
なんだか、以前に増してカッコ良くみえてしまってダメだ。
そんなあたしを見てふって笑った二宮さんは
和也「…」カプッ
A「ひゃあっ！？///」
本当に
耳に噛み付いてきやがった。
A「なっななななにすんですか！！」ズサァア←光のような後退り
和也「ちょ、お前…反応可愛すぎだから(笑)」
A「可愛くない！！」
和也「耳、弱いんだ？」
A「へ…へへへへんたい！！！///」
和也「心外だな。むしろ噛み付くだけで我慢した俺を褒めろ」
だけって！だけって！！
褒める要素どこにもないわ！！！
こんな風に遊ばれる日々で
あたしの気持ちを言う機会なんてなかなか来なくて
でも、それでも
一緒にいれるだけで幸せで。
このまま、言わないでもいいのかな
なんて、甘い考えだって分かってるけど。
もしかしたら伝わってるかも。
二宮さん、鋭いところあるし…
そんなことばっかり考えて
いつか言おう。今度言おう。と
大事なことを先延ばしにしていた。
.
…でも。
そんなことを繰り返してると
いつかバチが当たるんだ。
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爽歌。(プロフ) - ににょちーろさん» コメント有難うございます！そんな風に言っていただけて、とても嬉しいです…！！機会があれば、是非書かせていただきますね(*´-`) (2017年6月3日 18時) (
レス) id: c1e035cb77 (このIDを非表示/違反報告)
ににょちーろ - 爽歌さん！めっちゃくちゃ面白いです。このお話♪1〜3まで早いペースで読んじゃうくらい面白いですよ！本当に(-^〇^-)！これからも応援してますほかの作品も書いてほしいなぁ〜！。なんて、、 あ、コメントは返していただかなくても結構です！ (2017年6月2日 21時) (レス) id: 2efc655b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2017年5月23日 0時
