31話 ページ32
気づけば俺は皆が怖かったと、ぽつりと呟いてしまった。
gr「……は？」
バッっと顔を上げる。しまった、選択を間違えた……っ！多くの目に、俺はもう泣いてしまいそうで、でも泣く訳には行かないと下唇を噛み締める。
じわりと鉄の味が口に拡がったその瞬間。
rb「……ごめんな、A。」
ht「俺ら、Aを怖がらせるつもりじゃなかったんだ。」
『え……怒んないの？』
os「困らせてしまった俺らが怒るのはなんか違う気がするめぅ〜……」
shp「……ま、A兄さんが反省すべき点は何も言わず逃げ出して俺らに心配かけたことだけっすよ。」
と、みんな責めずに慰めてくれた。
そのあとはずっと涙が止まらなかった。
最近泣いてばっかだ。情けない。
ぐしぐしと涙を拭い、近くにいたひとらん先輩に抱きつく。
少し驚かせてしまったが、優しく頭を撫でてくれた。
きっと俺は泣き疲れていたんだろう。
抱きついた状態で意識を落としてしまった。
ひとらんside
かわいい……！！
皆さんこんにちは。最近出番のなかったひとらんらんです。殺すぞ作者
でもこんな役得ならまぁいいか！
今俺はAに膝枕をしつつ、Aの寝顔を見れるという最高の位置取りです！
あぁかわいい……もう周りの殺気とか気にならない……！！
gr「……おい、ひとらん。交代しないと狡くないか？」
とかほざいてるグルッペンのことは放っておこうかな。
他の人の殺意高めの視線も無視〜
os「……かわいいめう」
ht「んー、ね。オスマンも膝枕する？」
「「「「なんでオスマンだけっ！？」」」」
とかいうみんなのことは気にしない〜
そして2人でAくんを可愛がった。とても可愛かった。
〜次の日〜
貴方side
『え？俺、昨日ひとらん先輩とオスマン先輩におんぶされて寮に戻ってきたの？』
mb「覚えてないの？」
なんと……やってしまったぁ……！！！
ひ、ひとらん先輩とオスマン先輩にご迷惑を…！
あ、謝りに行かなければ……っ！
……とりあえず授業を受けてからっ！！
まだショッピもおるし、やらなきゃいけないこといっぱいあるなぁ……あ、ショッピは俺が授業を受けている間適当に時間潰すんで大丈夫っすよ、と言って出ていきました。
……何をしてるのか少し不安だ。
そんなことを考えてると授業のチャイムが鳴る。帰るために階段を降りると後ろから手を捕まれ、驚き振り返ったそこには
gr「……やっと、話せるな？」
『……あっ』
ニコニコと笑みを浮かべたグルッペン先輩がそこにいた。
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白銀狐 - マジでありがとうございますっ！続きマジで楽しみにしてます！ (2023年1月25日 18時) (
レス) @page35 id: 46fb34583d (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - きゃぁぁぁぁ！終わってないっ！！うれちぃぃい！！(逃げるどころか追いかける←) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - TARAKOさん» めっちゃありがとうございます！！！おかげでなんとか！！ぎゃんばるやす (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - 虚さん» 残念！まだ終わってないですね........まだ付き合ってもらいますよ！！(逃げろ) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - コメント嬉しかったから今しちまったぜ☆明日も更新しよう！（できたら） (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちま | 作成日時：2019年8月9日 20時
