学園BASARA〜パンピーなんで、関わりたくないんですけど。 ページ23
「なぁ。」
「なぁって。」
「さーえーき。」
『ん？私のこと呼んでたの？……伊達君。』
政宗「ああ。伊達政宗だ。この顔と名前、忘れられないだろ？」
伊達君は親指を立てて自分に向けた。
『いや、まぁ、1年の時から目立ってたよね。』
私は本から顔を上げ、チラッと伊達君の方を見た。
政宗「何読んでんだ？」
『ラノベ。』
政宗「ライトノベルか。面白いのか？」
『うん。……話終わりじゃないの？』
私はずっと此方を見てくる伊達君に困った。
何で私の方見てくるの……？女の子の視線怖いんだけど……。私と話しても面白くないでしょ……。
『伊達君、私と話しててもつまんないでしょ。真田君の所行かないの？』
政宗「Ah？Why？」
『何でって……何時もみたいに真田君と何かしないのかな……って。』
政宗「お前はcoolな俺よりhotな俺の方が好きなのか？」
『え……？』
何言ってんのこの人。初めて話す人に好きかなんて普通訊く……？
私は伊達君にこう返した。
『I likeクールな伊達君。』
ほら、引いたでしょ。コイツ何言ってんだ、頭悪いな、関わんなきゃ良かったって思うでしょ。
政宗「ハハハッ！(笑)やっぱそうだろ？coolな俺の方が魅力的だろ。」
伊達君は一頻り笑った後、親指を自分に向け、自信満々な笑みを浮かべた。
『自信過剰。あ。』
私は思ったことを口に出す性格らしい。やらかしたな。
恐る恐る伊達君を見ると、彼はふるふると震えていた。
政宗「くっくっくっ、この俺にそんなことを言う女はアンタが初めてだ。A、俺の女になれよ。」
『は？』
政宗「聞こえなかったか？なら耳元で言ってやるよ。……俺の女になれよ。」
『………。』
私は黙ってラノベを振り上げて、角を伊達君の頭にクラッシュさせた。
政宗「いってぇ！」
『私、普通の学園生活、送りたいから……。』
私はそう言い残して、教室を出ていった。
政宗「佐伯Aか。おもしれぇ、ぜってー俺のwifeにしてやるぜ。」
残された政宗は唇を舐め、Aの出ていった方向を見つめていた。
夢主設定。
容姿〜普通より可愛い。でも上が居るだろうなって顔。天パ混じりのロング。
性格〜目立ちたくない。思ったことを口に出しやすい。
その他〜ラノベ大好き。周りに派手な人ばかり集まってくるのでかなり焦ってる。
リーサルリーグ〜相手の心読まないよね本当！→←ポケモン〜ハウきゅん可愛過ぎな！
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作者名：†松野家に生まれし次男の弟† | 作成日時：2017年12月19日 23時
