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始まりの話 ページ3

今、この場に居るのは1人の少女と一匹の宇宙人

『そっちはどう?チップス警部補』

「順調っチュ!」

彼女達はこれから新たな署員と成りうる者を探しに行く

そこにシェロニモ二等巡査が声をかける

「ではしっかり頼むぞ2人共」

『「ヨーヨーサ!」』

こうして彼女達は地球に降り立った



__城堀中学校

「九ノ瀬宙太!」

宙太、と呼ばれた少年は窓の外を見つめながらボーッとしている

彼の悪い癖は独り言。本人曰く声が聞こえるらしいが他人には聞こえない為、ボソボソと呟いているのが現実

「え…?いいニオイがする…?春だからかなぁ〜」

独り言を続ける宙太に向かって教師が声をかける。

「九ノ瀬?誰と話しているんだ?」

それでも尚、宙太は独り言を続ける

「僕は選択した時の乾いた服のニオイが好きだけど」

「おい九ノ瀬…先生を無視するな」

教師が呼びかけても宙太が反応する気配は無い

「コラ九ノ瀬!!いつまで独り言を言っとる!!」

「すっすみません!!」

教師が大声で呼びかけると、ガタガタッと音を立て、宙太が立ち上がった

「でたーつぶやき宙太〜!」

周りからもクスクスと笑い声が聞こえる

(あ〜もう、最悪だよ!!)



−家庭科室−

「新学年早々勇者だよな〜」

「ち…違うって本当に気づかなかったんだ」

「社会の武川を無視して自分の世界に入り込むなんて普通できねーよ」

「前の全校集会なんか校長の話の前で『この話が終わったら帰れるから…』ってつぶやいてさ!」

調理実習中、男子が話し込んでいるのを横目で見ている少女がいた

「ふふっ美鈴!九ノ瀬君って変わってて面白いよね」

とある少女が宙太を見つめている

「……」

見つめている…と言うかどちらかと言えば睨んでいる、と言った方が正しい。彼女の名は其方美鈴。宙太のクラスメートだ
すると宙太は美鈴が睨んでいるのに気づいたのか驚いている

(やっぱカワイイナ〜其方美鈴って子。話した事ないけど性格もカワイイんだろ〜な〜)

宙太がそんな事を考えているのも知らず、クラスメートが驚きの声をあげた

「おおスゲェ!!」

「え」

宙太はただ唖然とするばかり

「すんげー高速輪切り!プロ級じゃん!」

「お…大袈裟だよ…」

謙遜するも話はどんどん進んでいく

「いいや一般男子の4倍の速さだ!」

「えっそんな!」

「さすが火事手伝いで鍛えた家庭科の鬼!」

するとクラスメートが無茶ぶりをし始める

「ってことで俺のも頼んだ」

「えっ僕…?いやっ…」

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- 面白かったです!更新頑張ってください♪ (2017年1月22日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 文才すごっ 私にも欲しい!! (2015年10月7日 23時) (レス) id: a5b4a08d88 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - まさかエルドライブとREBORN!が合体するなんて…!? 面白かったです。 更新お待ちしています! (2015年9月17日 20時) (レス) id: e1ba0c2b47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一歌 | 作成日時:2015年4月24日 22時

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