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採用試験 2 −ジャンルノR視点− ページ14

「…さて、九ノ瀬宙太…やってくれるといいけどな」

レインがドサッと音を立てて椅子に座る。

「レポートしたはずです。家庭科以外は全部並かそれ以下。運動神経も取立ていいわけでもない」

其方がむすっとした顔でレインに反抗する。

「シャブロール星人は地球人の何倍も強いんですよ。例えAがいたとしても軽く殺されます」

そこに、猫型星人のトントが口を挟む。

「でも我らがマザーズコンピューターが選んだ適任者なのよ?貧弱な地球人である事以外になにか(・・・)あるんじゃないかしら」

「…あの、だから私は何もないって話を延々としてきたんですけど、理解できてますか?」

「も〜美鈴ったら…」

「まあまあ」

レインが苦笑しながら止めに入る。____そこに、1人の声が響いた。

「おや?」

「どうしたんだ?ハリー」

ハリー、と呼ばれた頭が三角の黄色い宇宙人が振り向きながら言った。

「おかしいんです、署長…プピ 九ノ瀬宙太が署内にいる時に色々な分析を行ったのですが、地球人のサーモグラフィの熱分析がちょっと変わっているんです」

「…変わってる?」

ハリーが返事をしながらタッチパネルを指さす。

「ある体温の部分…ほら、ここの微妙に温度が高い部分。体の表面を移動しています」

____その時、通信機に連絡が入った。

[もしもーし、署長?]

「おお、Aか!どうだ?そっちの様子は」

[んー…特に何も居ないんですよねー…本当にシャブロール星人なんか居るんです?]

Aの問いかけに、レインは頷いて言った。

「ああ、居るはずだ。しっかりと探してくれ。…あ、あくまでも捕まえるのは九ノ瀬宙太だからな」

お前は手助けだけ、とレインが注意深く言うと、通信機の向こう側でAが笑って言った。

[わかってますよ、宙太君の試験ですもんねーっ]

「ああ、それじゃあ宜しく頼むぞ」

[ヨーヨーサ!]

_______________________

更新遅くなってすみません!ちょっと周りの環境が変わりまして、次の更新も遅くなりそうです…。
話変わりますがエルドライブのアニメ始まりましたね!個人的にはアニメオリジナルキャラが気になりすぎてハゲそうです。後、ドルー(cv.くぎゅ)は予想通りでした。

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- 面白かったです!更新頑張ってください♪ (2017年1月22日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 文才すごっ 私にも欲しい!! (2015年10月7日 23時) (レス) id: a5b4a08d88 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - まさかエルドライブとREBORN!が合体するなんて…!? 面白かったです。 更新お待ちしています! (2015年9月17日 20時) (レス) id: e1ba0c2b47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一歌 | 作成日時:2015年4月24日 22時

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