プロデューサーと武闘 ページ8
南雲鉄虎の姉、南雲Aは強い。
彼女は格闘技をしていて、弟にも負けたことがない。
今回はそんな彼女の話。
「姉貴！久しぶりに手合わせして欲しいっス！
この学院に入ってから姉貴はいつも忙しそうっスから」
廊下でたまたますれ違った南雲姉弟。
この二人は仲のいい姉弟で評判だ。
今回はどうやら弟が姉におねだりをしている様子。
姉は考える。
プロデュースもしなければいけないし、企画を進めたり衣装を作ったりしなければいけない。
……衣装。
「鉄虎、今日で良ければ空いてるけど、どうする？」
「そのつもりでお願いしたっス！
大将も今日は部室にいるみたいだし、ラッキースね！」
「それを狙ってたの！ちょうど鬼龍先輩に衣装のことについて聞きたかったから、鉄虎の相手するのと仕事を進めるのとで一石二鳥！」
「おぉ！
誘ってよかったっス。
今日こそは勝つっスからね？
いくら姉貴でも譲れないものは男にはあるッスよ！」
「私だって絶対負けない。
今日も返り討ちにしてあげる！」
そう言って仲のいい姉弟はお互い笑いあって、手を振って別れた。
それから放課後。
「失礼します」
武道場に足を踏み入れたA。
その声に反応し、空手部の部長、鬼龍紅郎が出迎えてくれた。
「おう、嬢ちゃん。
鉄から話は聞いてるぜ。入んな」
「ありがとうございます。
お願いします」
一礼して武道場に入るAに鬼龍は感心した。
「嬢ちゃん、武闘やってたのか？」
「はい、空手と柔道をほんの少しだけですが」
「へぇ、礼儀がなってて感心したぜ。
ちょっと待っててな、鉄を呼んでくる」
「ありがとうございます」
それから数秒後、
「姉貴！早速始めるっス！
道着は持ってきて……」
「無いね」
「っスよね。
大将！授業用のを借りるの大丈夫っスかね？」
「いいんじゃねーか？」
「うス！
じゃあ姉貴、これ着て来るっす！」
「ん、ありがとう。」
それから数分後、しっかり帯を締めたAが現れる。
今ここに、姉弟の熾烈な争いが幕を開ける。
※ご覧の小説は『待って、私アイドルじゃないです』で間違いありません※
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結葉(プロフ) - 更新待ってます‼ (2023年3月4日 10時) (
レス) @page30 id: d9ce17d90a (このIDを非表示/違反報告)
時間一日（ときまいちじつ）(プロフ) - れいありすさん» コメントありがとうございます！思ったことを言葉に表すの難しいですよね。それでも伝えようとしていただけただけで本当に嬉しいですし、ありがたい気持ちでいっぱいです。不定期更新ですが完結は必ずしますのでゆっくりとお楽しみいただけると幸いです。 (2020年4月27日 11時) (レス) id: 4c0ef34530 (このIDを非表示/違反報告)
れいありす(プロフ) - この物語とても面白いです!言葉では表せない位何て言うか...面白くて大好きです!更新頑張ってください!応援しています！ (2020年4月27日 8時) (レス) id: 897e8a62fb (このIDを非表示/違反報告)
Music(プロフ) - リクエスト書いてくださりありがとうございました (2019年11月30日 10時) (レス) id: ac04f81fab (このIDを非表示/違反報告)
矢澤こゆき(プロフ) - 時間一日（ときまいちじつ）さん» 作者さんの更新が速すぎて驚きました｡投稿ありがとうございます!! (2019年11月24日 19時) (レス) id: 9da7dff2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 一日（ときま いちじつ） | 作成日時：2019年10月13日 16時
