第一話 ページ2
「A、はよ起きんか！もう朝礼の時間だ。」
朝から海軍本部は騒がしい。
特に七歳の少女が寝る部屋では朝から大将の怒号が響いていた。
「んー、眠い……まだ寝る……。」
7歳の少女、アウルー・Aは目を擦り、誰もが恐れる大将赤犬の言葉さえももろともしていなかった。
「いつまで寝ぼけたこと言っとるんじゃ！
生活のリズムは崩してはならん！」
「……でもA、まだ眠いし。」
「知らん。
いいから早く動かんか」
「……はーい。
サカズキちゃん、いつも怒ってるのダメだよ」
「……だれがワシをイライラさせとると思っとるんじゃあぁぁぁあ！」
「わー！サカズキちゃんが怒った！！」
朝からキャーキャー楽しそうであるAに大きく溜息をつきながら、サカズキはこめかみを抑えた。
それからいつまでも暴れ回るAを捕まえ食堂に連れていく。
「はぁ……好きなの選んで早く食べんか」
「はーい！！！どれにしよっかな〜？」
それからAはパンをいくつか選び口に頬張る。
最初に来た時よりはこれでもだいぶ落ち着いた方だ。
最初は手に持ったフォークやスプーンで皿を割り、机を貫通させていた。
彼女自身が強い力を加えているわけでは無いが、彼女が食べた実がそのフォークを強制的に強化し、よって机ごと皿を叩き割ったのだ。
触れたものの歯車を動かし、強制的に強化する恐ろしい実。
彼女が海軍でなく、海賊の手に渡っていたら一体どうなっていたのかと考えるととても気持ちのいいものではなかった。
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たろ。(プロフ) - 威力規格外で草。利用じゃなくちゃんと愛されててよかった (2022年7月1日 3時) (
レス) @page5 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エース助かって欲しいですね！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 18時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 一日（ときま いちじつ） | 作成日時：2019年7月28日 23時
