第二話 ページ3
朝食を終えたAはサカズキに手を引かれ、とある大きな部屋へと入っていく。
そこでは、異彩を放つ七人とセンゴク、青キジ、黄猿の姿があった。
そう、ここは王下七武海の集う部屋である。
そしてちょうどその会議の日。
今まで、集まりの悪かった王下七武海だが、最近見事にその強面を揃え、参加していた。
それにはもちろん理由があるのだが……
「ひゃぁあ！
他にも皆いるね！ね！サカズキちゃん！」
もちろん、この目をキラキラさせてはしゃいでいるちびっ子である。
海賊と海軍との意味がよくわかってないのか、誰に対しても愛をばら撒くような接し方で周りの大人は皆、心配だった。
すると、呆れたように笑いながらセンゴクがサカズキを席に促し、Aを持ち上げて自分の膝の上に座らせた。
それから会議が始まった。
議題は
”Aを今後どうするか”
である。
「まだ幼いAは力加減なんてできん。
隔離しようものなら何が起こるか分からない、よって保護という形をとっている訳だが。
このチビッ子はたとえ小さなスプーンですら恐ろしい凶器に変えてしまう相当危険な悪魔の実の能力者。
もしこいつがなにか物を持った場合、それと互角、またはそれを停められるのは能力者かそれと同等の力を持ったものだけだ。
しかし、海軍にはそのレベルのヤツらがいつもおるとは限らん。
留守の間に本部が壊れるのもごめんだ。
そこで七武海の諸君には、お守りを」
そうセンゴクが話している最中に
「いや、もう連れて帰るのが早ぇだろ」
と、ドフラミンゴが言う。
「しかし、お前らに易々と渡してもっと手がつけられなくなるのが目に見えておる。
よって却下。」
しかし、海軍はAがいなくなったら寂しいだけだろうと避難の声が上がる。
「こちらにいるのが一番安全じゃろう。
Aも懐いておるし、こんなむさ苦しい所よりだいぶマシじゃ。」
そんななかハンコックがそう声を響かせた。
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たろ。(プロフ) - 威力規格外で草。利用じゃなくちゃんと愛されててよかった (2022年7月1日 3時) (
レス) @page5 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エース助かって欲しいですね！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 18時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 一日（ときま いちじつ） | 作成日時：2019年7月28日 23時
