海に出て愛される【ONE PIECE】 (ページ6)

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案内され開けられた扉は外へとつながっていた。

今は制服を着た海兵が訓練中らしい。

しかしこちらに気づくと皆手を止め角度もきれいに揃った状態で敬礼。

これが海軍……と驚くAをよそにセンゴクは降ろせと告げ手を降ろさせる。

そしてセンゴクはこの訓練の指揮を取っていたであろう男に近づきなにか話しているようだった。

そして海兵たちになにか指示をするとすぐさま中央がひらける。

次にセンゴクはAに向かって

「今からこの男と手合わせしてもらう」

そう言って中央に来るよう促した。

「あ、さっきの……」

「……孫……」

その男は先程会ったいかつい顔の男だった。

「いくらガープ中将の孫だろうと手加減はしねェ」

ギリッと睨まれると相手は定位置につく。

そして彼の武器であろう七尺十手を片手に構えていた。

Aも男の前に出て後ろ腰に下げている二本の両刃刀を構えた。

男の挑発する仕草と同時にAは走り出す。

そしてまずは真正面から刃を振り下ろした。

しかし当然ながらシンプルかつストレートな攻撃は防がれてしまう。

それを承知なうえで次はAは空中で身体をひねり4つの刃を使って器用に攻撃を入れる。

しかし正義を羽織っているだけありこれもまたすべて弾かれてしまった。

「英雄の孫でも英雄じゃねェからな、所詮こんなもんかよ」

余裕そうに笑う男。

それに少しイラッとするA。

次はどうやら男の番のようだ。