海に出て愛される【ONE PIECE】 (ページ23)

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「ルフィ……？どっかで聞いたような」

「お前おれの名前知ってんのか！

いやーまだ航海したばっかなのにもう名前広まってんだな！」

「いや、そういうわけじゃないですけど。

あ、そういえばはいこれ。

船は大破したみたいでこれしか見つけられなかったんですけど」

「おれの帽子！お前拾ってくれたんだな！

ありがとう、この帽子はおれの宝なんだ」

「むぎわらぼうし……たから……

！ん"んっ、私はA。

大事なものなら泳いで取りに行った甲斐がありました。

もう落とさないよう気をつけてくださいね」

「おう！

それよりここどこだ？」

「あ、僕が説明します！」

それから眼鏡の少年はコビーと名乗りここはアルビダという海賊団の休息所らしい。

ちなみにコビーは不運によりそこの雑用をしているそうだ。

「それにしても海賊と海軍って綺麗に分かれたよね」

「お前はなんだ？」

「一般人」

「海賊とか怖くないんですか？」

「まぁ色々事情があってね、おじいちゃんは海軍で育ての親は元海賊なの。

だからどっちも怖くはないし害がなければ何もしない」

「不思議な家系ですね」

「おれのじーちゃんも海軍だ！

なんか似てるな」

「確かに、他にも似てるところあるかもしれないですね」

そう笑いあっていると茂みがざわつく。

そして勢いよく巨大な女とその幹部らしき男たちが現れた。

おそらくあれがアルビダ海賊団だろう。