海に出て愛される【ONE PIECE】 (ページ24)

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「誰だあのイカついおばさん」

ルフィの一言によってアルビダはブチギレる。

コビーも夢を語るルフィに感化されたのかアルビダに刃向かった。

その言葉をきっかけに一斉に幹部たちが走り出す。

こちらも両刃刀を抜き幹部を片付けに入る。

周辺にいる幹部たちを全員片付けて二人を見るとちょうどアルビダが金棒を振り下ろすタイミングだ。

「危ないっ…！」

間に合わない、そう思いながらも足を踏み出す。

あたりに鈍い音が響いた。

「ルフィ！コビー！」

砂埃で視界が悪い。

大丈夫かと走って近寄るとアルビダの様子がおかしい。

「効かないねぇっ！ゴムだから」

そう声が聞こえたかと思うと金棒は跳ね返され、伸びたように見える腕がアルビダの顔面にクリーンヒットする。

軽くふっとばされたアルビダは幹部の足元で簡単にくたばったようだ。

「コビーに一隻小舟をやれ！

こいつは海軍に入るんだ！！」

✕ ✕ ✕

イーストブルー、小舟の上。

「ゴムゴムの実！？

ってあの悪魔の実のこと…？」

「おう！」

「驚きました、まさかあのゴムゴムの実を食べただなんて。

でもルフィさん、ワンピースを目指すってことはグランドラインに入るってことですよね…！」

「うん、だから強い仲間がいるんだ。

まず一人は決定だろ、んであとお前が行く海軍基地に捕まってるやつ」

「あぁ…ロロノア・ゾロですか？」

「いい奴だったら仲間にしようと思って！」

「えーっ！？

またムチャクチャなことを！

ムリですよ、絶対ムリ」

「そんなのわかんないだろ」

「ムリっ！」

平和で静かな海に二人の声が響く。

お使いはまだ長引きそうだ。