-アンドロイド≠主従- 《俺足》

4，動き出した君。 ページ4

送信してすぐ、またメールが来た。

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題名：承知！

細かい設定は俺たちに任せてよ。
お前にピッタリな友達をコーディネートしてやる！
それじゃ、渉君を可愛がってやってね。
あ、このメールの３０秒後に動き始めるから。

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太「えっ、いや服とか用意してないよっ！？」

あと残り２０秒。
身体の大きさを見ると、俺より少し大きいぐらいか。
とにかく健永にこの状況を説明しなければ。
誤解されるのだけは勘ｂ

渉「んぅ・・・・・おはよぉ、太輔。」

太「だぁーっ！！喋ったぁーっ！！」

まさかのフライング。
１７秒ぐらいしか経ってなかったのに。

健「さっきからうるさいっ！何なんだよっ！！」

あ、来てしまった。
横尾を体で隠す。
・・・・・絶対これ隠れてないな、隠せるわけが無いし。

渉「健永君こんにてぃはっ！」

健「えっ・・・・・誰。」

つか滑舌悪。
酷いな、アンドロイドなのにしっかり喋らないとか。

太「健永、違うんだ。これはだなその・・・・・！」

健「喋りかけるなこの変態っ！土に還れっ！」

勢いよくドアが閉められた。
終わった、俺の人生終わったな。

渉「・・・・・太輔。」

太「何だよっ。」

渉「寒い、服は？」

なんと生意気な。
まぁアンドロイドだ、適当なのを着せておけばいいだろう。
ズボンとＴシャツを渡しておく。
これで見た目は普通に見えるだろう。

渉「・・・・・・何考えてんの？」

太「あぁん？それだけで十分だろ。」

渉「俺を馬鹿扱いすんなしっ！パンツをくれっ！」

太「声デカイんだよっ！！近所に聞かれたらどうすんだっ！！」

しょんぼりとする横尾。
さすがにパンツは貸せないな、ほぼ初対面だし。
そういえば何かの災害のために買ったアレがあったな。
押入れを探す。
この柔らかい感触、コレだ。

太「ほら、オムツ穿いとけ。」

渉「やだよっ！伸びるタイプの奴とか優しい心遣い嬉しいけど絶対嫌っ！」

ならば下半身を隠すぐらいの努力はしてほしい。




『あー、服同封しとけば良かったね。忘れてたわ。』

太「そのせいで俺は最後の命綱である弟に嫌われたんだぞっ！？」

一時的に俺のパンツを貸し、今デパートに走って買いに行っている。
アイツいつ暴走するかわからない。
服も不十分なので外に出せないし。

『それと食べるのは人間と同じものだから買ってあげて、じゃあ。』

電話切るの早いんだよ、話聞けって。
けど食べ物の話は聞いておいて良かったな。
言われなかったら油食わせてたわ。

5，俺に都合と胡瓜を押し付けるな。→←3，君の名前は『Ｆ-３横尾渉』。

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