引き剥がし役してたら愛されました

嫌いNo.70 ページ26

ころん目線
はぁ……。ほんっとうにやだ。この空間。








……といっても僕たちまで離れ離れになるわけにはいかないんだよね。



こ「……はぁぁ……。」

『「あっ！ため息すると幸せが逃げちゃうよ！」ころん……！w』

こ「おい、それ僕がいってたやつだろ。」

『僕言われてないけど、咄嗟に思いついた仕返しww』

こ「仕返しってなんだよwおいw」

『えへへ〜ww』

こ「！」
反則だろ……//！その笑顔は//！この鈍感！//
僕の気持ちも知らないで……///


こ「…………ぶ…」

『……ぶ？』

こ「ぶっ、不細工だからその顔やめろ、おめぇ！//」

『は、はぁ？！そんなに僕の笑い方きもい？！』

こ「えっ……ぁっ、あ、あぁ！そうだよーだ！」

『まぁ、自覚してるからいいんですー！あと、その怒鳴り顔もきしょいよ。やめたほうがいい。』

こ「は？！…そ、そーかよ！……ふんっ！」フイッ

『……』フイッ









…………あぁ、またやっちゃったよ…。
照れ隠しで、正直に言えない自分。
「きしょい」って、言われちゃったし………。
はぁぁ…ほんとになんでこうやってAとうまくいかないんだ……。
正直に言わずに照れ隠ししまくった結果ってこと…？
もぅ、なにしてんだよ僕……。
気づけば人を傷つけて……。
こうやってまた僕は嫌われるんだ……。
何回も何回もその繰り返しで。
思ったことが口に出来ない、その代わりに人を傷つけてしまう、最低な人間だよ…………。




こ「………………死にたい…(ボソッ」
ほんとう………僕ってなんのために生まれてきたんだろ…

『…………え？』

こ「え？」

『今……「死にたい」………って…ころんがいったの………？』

こ「え、…あっ…！」
咄嗟に慌てて僕は口を手で覆い被さした。
なんでそういうことは口に出てしまうのか………。
ほんとに…自分がわかんなぃ…。

『やっぱり………もしかして、僕言い過ぎた？ごめん…冗談だったの…。僕もう怒ってないから、そんなに泣きそうな顔しないで…？』

！？
こ「…Aはっ、悪くない………でも………僕はAのこと不細工………って…。うっ…ごめん…。ほんとは可愛かったからぁ…。」ぽろぽろ…

『え、//』

こ「うっ………ひっく…うぅ…」
なんでだろう…。
いつもでない、涙と言葉がぽろぽろでてくる…。

こ「謝るからぁ……嫌いにならないでぇ……うっ…」

『！………ころん…。』 ギュッ

Aは急に、僕に抱きついてきた。
こ「………ぇ……？」

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