第五十八話 ページ10
「――わかったか？」
リヴァイが私から離れる。
私は何がどうなったのかわからず、口をパクパクさせる。
「…フッ、金魚みてぇだな」
リヴァイが優しく笑うと同時に私の鼓動がさらに早くなる。
『リ、ヴァ…』
「なんだよ」
『な、なんでもない!!!じゃあね!!』
「あ、おい！」
リヴァイの声を無視して私は勢いよく部屋を飛び出す。
自分の部屋に戻り、唇に指で触れる。
『…柔らかかった…。』
そう呟いた瞬間、先ほどの感覚を思い出し恥ずかしくなる。
急にキ、キス…するってリヴァイの脳内どうなってんの！？
『…わけわかんない…』
その場にしゃがみ込むとぐううと腹が鳴った。
『そういえばご飯食べてない…』
私は立ち上がって食堂へ向かった。
『お腹が減っては戦はできぬっていうし〜』
リヴァイの事は一旦忘れよう。
一旦ね。一旦。
自分に言い聞かせて食堂でご飯を食べる。
「この前のリヴァイ兵長かっこよかったよな〜！」
“リヴァイ兵長”
私はその言葉に反応する。
「ほんとね！A副兵長もかっこよかった〜」
え、私！？
二人は私の存在に気づいていないのか会話を続ける。
「あの二人絶対お似合いだよね！」
「え、わたしもう付き合ってるって噂で聞いたよ！？」
二人の会話に私は思わずシチューを吹き出した。
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リュカ（リヴァイ兵長大好きさん） - 途中で終わっとるぅぅぅう！？ (2019年7月18日 18時) (
レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - うそん……。完結という文字が見えたのだが、これは気のせいですか…? 更新がんばってくださいとてもおもしろかったです。 なんか、バカにしか見えない文字なのかもしれませんね…。 失礼しました。 (2018年7月29日 15時) (レス) id: cf1caa7fcd (このIDを非表示/違反報告)
kobasaku(プロフ) - 続きがすごく気になります…！更新待ってます！頑張ってください！！ (2017年6月14日 21時) (レス) id: f4746d4b2e (このIDを非表示/違反報告)
ミカサ - 続きみたい…… (2017年5月31日 23時) (レス) id: aea40fe94e (このIDを非表示/違反報告)
カナタ - とても面白いです！更新頑張ってください！！！ (2017年5月23日 0時) (レス) id: aea40fe94e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごオ・レ | 作成日時：2017年4月10日 15時
