第七十九話 ページ27
「なんだよ、居たらわるいのか」
『いや、別に悪いってわけじゃないけど…』
何故エレンの言ったことにこのおチビちゃんが反応するのだ
『ていうかリヴァイ…』
「なんだ」
『いつまで私の頭に腕乗せてるつもりなんだ！邪魔だ！』
「おお、これは気づかなかった。ちょうどいい位置にあるもんでな。」
ち ょ う ど い い 位 置 ？
リヴァイのセリフにカチンと来た。
『…知ってんだぞ、お前が私の頭に腕乗せる時に少し背伸びしてることぐらいな！！』
私はガハハと笑いながらリヴァイに言った。
「なっ、そ、いや、それは違うぞ。見間違いだ。」
『あっら〜？動揺してますかしら？おほほ』
リヴァイが珍しく動揺したのでからかってやる。
「…Aさんと、リヴァイ兵長って仲いいんですね」
エレンが遠慮がちにそういった。
『いやいやあ、エレンくんよ、仲いいんじゃなくて
私が、リヴァイちゃんと、仲良く、してあげてる、んだよ』
私は敢えてゆっくり煽るようにエレンに言った。
「…十分仲いいと思いますけど」
エレンが苦笑いでこちらを見る。
「だぁれが仲良くしてあげてる、だ。」
リヴァイが声を低くして言う。
『うわ、怖っ。』
私はエレンの後ろに隠れる。
「ぅ、え、ちょ、Aさん！？」
エレンが顔を赤らめる。
『悪いがエレンには盾になってもらおう！
リヴァイと違って身長があるといい盾になるな！』
「盾って…」
エレンは嬉しそうに言う。
「…そーかよ」
リヴァイがこちらを睨んでから食堂から出ていく。
『あれぇ、張り合いのないやつぅ』
ぶーぶーと文句を垂れる。
「あ、あの…Aさん…」
『ん？』
エレンがもじもじとしている。
『…？…あ！わかった！トイレに行きたいんだな！』
「え」
エレンが大きい目を見開いてこちらを見る。
私たちを静かに見ていたミカサとアルミンも目を見開く。
『私がくっついてたからトイレに行けなかったんだな！
すまん！行って来い！』
私はエレンの肩を押す。
「えっ、あ、はい。ありがとう、ございます」
「…Aさんって、天然なんですね。」
『え？』
エレンがトイレに行った後ミカサにそう言われた。
――
――――
お久しぶりです。
めちゃくちゃ久しぶりの更新です。
更新遅れてすみません。
終わり
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リュカ（リヴァイ兵長大好きさん） - 途中で終わっとるぅぅぅう！？ (2019年7月18日 18時) (
レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - うそん……。完結という文字が見えたのだが、これは気のせいですか…? 更新がんばってくださいとてもおもしろかったです。 なんか、バカにしか見えない文字なのかもしれませんね…。 失礼しました。 (2018年7月29日 15時) (レス) id: cf1caa7fcd (このIDを非表示/違反報告)
kobasaku(プロフ) - 続きがすごく気になります…！更新待ってます！頑張ってください！！ (2017年6月14日 21時) (レス) id: f4746d4b2e (このIDを非表示/違反報告)
ミカサ - 続きみたい…… (2017年5月31日 23時) (レス) id: aea40fe94e (このIDを非表示/違反報告)
カナタ - とても面白いです！更新頑張ってください！！！ (2017年5月23日 0時) (レス) id: aea40fe94e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごオ・レ | 作成日時：2017年4月10日 15時
